本日のゲストは、坪井健一郎さん(51)。
やんちゃな少年がそのままオヤジになっちゃった方。
府内町のclub SPOTと西大分のトップスビッツホールの代表です。
バーカウンターとホールを分けた府内町のSPOTは、坪井さんが中学時代に背伸びして行った店を再現した、ロックなお店です。SPOTって、トップス=TOPSを逆さまにした文字遊びでもあります。
一方のビッツホールは多目的に使える空間。音楽イベントだけでなく、ダンスの発表会などにも使われています。
さてさて、坪井少年はOBSの近所に住んでいました。遊び場は、今津留のこのあたり。
朝イチに大分川に行くと、誰かの飛んでっちゃったゲイラカイトが川に落ちていて、それを拾ったりして。
サッカーもしていました。野球少年が多かった中、人とちがうことがしたかった坪井くん。
音楽は中学から。フォークギターを買い、吉田拓郎をコピー。その後、かぐや姫の神田川をコピー。
え、坪井さんが神田川?ちょっぴり意外~
ダイエーの楽器売り場で、お年玉で5000円でギターを買い、ギター教室に通いました。
友人の影響でエレキギターが欲しくなり(ちなみにこの友人は、オダツセッションで番組に出演してくださった高本克也さんです)、坪井さんは中学で初めてバンドを組みます。チューリップのコピーバンドでした。
高校生になると、裏方に興味を持つようになり、以降は今でいう"フリーター"の状態がず~っと。
やがて、25歳でライブハウスを始めるのです。
・・・あれから25年。フリーターとはいえ、たいしたもんです。好きだからできたんですね。
「いえいえミチコさん、好きなことは仕事にしないほうがいいかもしれませんよ。コンサートに行くと、演出がどうだ、音がどうだ、職業病ですね。そういうところばかりが気になって、純粋に音楽を楽しめない(笑)」。
坪井さん、昨年大病をして店に出られない時期がありました。一ヶ月間、仕事に行けないなんて初めてのこと。
でも部下たちが切り盛りしてくれて、うまいことまわったなぁと感心したそうです。
「50歳って節目。自分は先に消えていく存在…を認識するようになりました。そしたら、何かを残したいという願望が強くなり。これまでアマチュア音楽に触れてきてて、気合いだよ、経験だよ、などと言ってきたけど、口で説明できることはしてあげたいし、形にして残したいと思うようになりました。トップス=坪井健一郎という偶像を一度壊してみたい」。
素敵。
さて、坪井さんイチオシのライブイベントをご紹介します。
8月22日(土)トップスビッツホールで開催の、シナモンVSクイーンネス。
わかりやすく言えば、ツェッペリン対クイーン。
それぞれが濃密なライブをするバンドなので、この顔合わせは濃い"夢"のようです。
「がっつりな大人の2バンド。お酒を飲む気満々で、来てください!」
というわけでリクエストは、レッド・ツェッペリンのロックンロールでした。
坪井健一郎さん、ご出演ありがとうございました!
また遊びに行きますね!
それではまた来週、お相手はミチコでした。
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