OBS大分放送
50/50 Hearty Party!!

2月14日の放送内容

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   2016/02/14

本日のゲストは、大分県立芸術文化短期大学准教授の竹内裕二さん。先週に引き続き、お話をうかがいます。
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東ドイツに留学した竹内先生、刺激的な体験だったので、母校の大学を卒業してからまた来たいと思いました。
東ドイツの学生さんたちとは、勉強しないとおつきあいできない、と痛感したそうです。
大学卒業後、大学院に進学。そして再び海外へのチャレンジ。
「私はこういう研究をやっていて、あなたの大学で継続して勉強したい!」と熱意のお手紙を、ドイツの30校の大学に出しました。
その結果、2校からお返事が。
1校は「あなたの席は、ありません」・・・
でしたが、もう1校は、、、
「あなたの席を用意するので、我が校に来ませんか?」!!!!!
ウワオ!
(残りの28校は、なんの返事もなかったそうですが、これが普通)
その大学は、西ドイツのカイザスラウテルン大学。後に、W杯ドイツ大会の日本の試合が行われた街の大学です。
そこで2年間、客員研究員としてがんばりました。
日本人の研究員に、横やりが入ったこともありましたが、毎日コツコツと研究を積み重ねました。
やがて実験データを完成させ、発表したのです。その完成度の高さに、大喜びの教授たち!
まだしばらくは、西ドイツでがんばろう!
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・・・そう思っていた、ある時、日本から、お父様が倒れたという報せが届きました。
帰国するか、とても悩んだそうです。
竹内先生は、日本と他国の架け橋になりたいと願っていました。そのことを同僚に話すと、
「きみは、自分の国が好きか?」と問われたそうです。
ほんとうは、当時は、あまり日本のことが好きじゃなかったんです。すると、
「自分の国を好きになってから、もう一度出て来いよ」
そう、背中を押してくれたそうです。
竹内先生は、帰国を決意しました。

日本に帰ってからは、やることがたくさんありました。
ひとつひとつ、お母様と片付けていったそうです。
後に、韓国でも研究員となり、
昨年から縁あって、大分にやって来らました。
ところでお父様はご病気ですが、ご存命でいらっしゃいます。よかったですね。
リクエストは、T.Rexの「20th Century Boy」。
竹内裕二さん、またぜひ、お話の続きを聞かせてくださいね。
What a 濃い人生!
ご出演ありがとうございました。
それではまた来週、お相手はミチコでした。

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