本日のゲストは、佐倉吹雪さん。
脚本家、演出家。大分の演劇人です。
ご出身は、山口県。
小学生の頃、先生が、「作詩ノート」を学習に取り入れ、
作詩をすれば、勉強をしたことにしてくれた、とか。
それなら!と、作詩ノートに取り組んだ佐倉さん。
これが、脚本家としての素地を作る習慣になりました。きっとそう!
同じく山口での高校時代。
その学校は演劇を取り入れた教育をしており、佐倉さんは、クラス劇の脚本や演出を手掛けることになりました。
【演劇人・佐倉吹雪】は、この時、産声をあげたのです。まちがいない!
佐倉さん、縁あって大分にいらして20年以上。もうすっかり大分人です。
大分で劇団「P-nuts」を立ち上げましたし、
2018年の国民文化祭おおいたでは、OITA歌舞伎を上演、見事大成功をおさめました。
派手で、仕掛けがいっぱい、お客さんをびっくりさせ楽しませる歌舞伎が大好きな佐倉さん。
お芝居と、ダンスと歌、最後には大分の山車"ぱっちん"が登場するド派手な舞台を魅せてくれました。
OITA歌舞伎の舞台はミチコも観劇しましたが、
始まる前の(…実はもう始まっていたのですが)暗転の中、気配を消した武者姿の役者たちが客席のあちこちに立っているんですよ。
カサって動いて、舞台に上がって行く! ひぃ〜!びっくりしたぁ!
佐倉さん、狙い通りですね!
次なる舞台は、「誾(ぎん)千代」。大友宗麟の家臣、立花道雪のひとり娘のお話です。
勝気な姫城主の誾千代。しかし佐倉さんはそこに深い愛情があったと考え、脚本を仕上げました。
…誾千代に興味のあるかたは、立花誾千代、で検索してみてください…
佐倉吹雪マジックによって、誾千代はどんな女性に描かれるのでしょう。
公演は、9月22日(火・祝)午後2時から。場所はiichikoグランシアタ。
三密を避けるため、正午から回数券を配るそうです。感染対策に力を入れての上演です。
OITA歌舞伎というジャンルを生み、育てる佐倉吹雪さん。
若くして城主となった誾千代の強さ、隠れた優しさ、愛情深さ、才気あふれる女性の姿…
おふたり、どこか重なるようですね。
リクエスト曲は、まさに誾千代の舞台にイメージぴったり!
岩崎宏美/聖母たちのララバイ。
本日のゲストは、佐倉吹雪さん。
ご出演ありがとうございました。こんな時代(コロナ禍)ですが、舞台で人々を楽しませ、励ましてくださいね。
それではまた来週、お相手はミチコでした。
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