医療関係にお勤めで、次世代育成のNPO活動をしている鹿嶋知巳さん(48歳)。
鹿嶋さんは、カルトに惹かれて半世紀少年です。
小さい頃から本が好きで、中学の頃は筒井康隆、星新一、小松左京、平井和正など、SFを中心に読んでいました。SF映画「スターウォーズ」や「未知との遭遇」にも夢中になりました。当時の歌謡曲の、愛だの恋だのの歌詞がどうも苦手で、音楽はもっぱら、歌のないサントラ。
ある時、ベートーベンの「第九」を耳にし、感銘を受けます。「やはり音楽はクラシックだ」。それからは、ベートーベン、ワーグナー、ストラビンスキーなど、クラシック音楽を好んで聴くようになりました。
そんな鹿嶋少年に、次なる衝撃! 忘れもしない高校2年生の時。NHKの「YOU」という番組に登場した、ゲルニカ(戸川純)との出会いでした。戸川純が歌った「銀輪は唄う」という曲は、大正モダン風の曲調に、戸川純の個性的なヴォーカルが乗り、どこよりも新しいサウンドに聞こえました。「音楽にはまだこんな路線があったのか!!」。目からうろこが落ちたそうです。
あの頃、”オタク”という言葉はまだ生まれていなかったですし(一部の大人の間では、”カルト”と呼ばれていましたが)、一般的には、ポピュラー路線と異なるものはひとまとめに「ネクラ」とカテゴライズされた、不遇の時代でもありました。
戸川純との出会いをきっかけに、むさぼるように新しい音を探すようになった鹿嶋少年。
ヒカシュー、PHEW、スターリン、立花ハジメ、YENレーベル…これはすごい…
大切にしてあったレコードを一部持って来てくださいましたよ♪ 大変なレアものです。
映画はなんといっても「2001年宇宙の旅」、「時計じかけのオレンジ」のキューブリック監督、そして、ヨーロッパ映画「エル・スール」、「ブリキの太鼓」などに傾倒していきます。いわゆる、カルトムービーです。
最近では、ヤン・シュヴァンクマイエルのクレイアニメや、インドの映画にもハマっているそうです。
今回は好みが似ているミキサーのヒデちゃんもトークに参戦。戸川純のコンサートのパンフレットに目を輝かせる鹿嶋さんとヒデちゃん。。。少年のようだ。。。^^
リクエスト曲は、やはり戸川純、曲は「隣りの印度人」。
鹿嶋知巳さん、これからもとんがった感性を大切にしてくださいね。
ご出演ありがとうございました!
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それではまた来週、お相手はミチコでした。
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