本日のゲストは、チャリティーコンサート「おおいたエイド」を立ち上げた、井野辺純一さん(52歳)。
やさしい笑顔と力強い行動力の半世紀少年です。
小さい頃は、やんちゃなほう。自転車でレースをやってデッドヒートを繰り返し、最後に「デッドヒート!!」と叫んで、田んぼに落ちたことを鮮明に覚えているそうです。あははは!\(ε<)/
小学6年の時、親戚の家で、いとこがビートルズを一日中流していたのが音楽との出合い。以来、ビートルズがずっとナンバーワンです。
高校生の時に読んだ、『ビートルズ革命/ジョン・レノンの告白』について、「本の中で、ジョンはポールのわる口などを言っていたけれど、付録だった歌詞集のいちばん最初に『イマジン』があって、その歌詞を読んだ時に、過激な発言の裏の飾らぬジョンが見えて、ロックスターだったジョン・レノンが、ひとりの人間として、心の中にすーっと入ってきた」。そんな瞬間を覚えているそうです。
♪♪♪
井野辺さんは高校でバンドをやりましたが、医者になるための勉強で断念、医学部に入った後はラグビー部に入り、ラグビーと勉強の日々で、音楽からは遠ざかっていました。
ドクターになってからも、ハーバード大学に留学するなど、多忙&猛勉強の日々。
そして40代に入り、ご実家の病院を継ぐために帰郷します。
その頃、友人のお母さんが井野辺さんの病院に入院なさり、友人の提案で、病院内で、バンド演奏。これがきっかけとなり、音楽活動を再開しました。
18歳でバンドをやめて、42歳で復活したのです。
さて、東日本大震災以降、心が満たされることがなかった井野辺さん。
怒り、絶望感、何もしない自分に言い訳をする毎日。
ある日、失敗してもいいから何かやろう、音楽のエネルギーを震災の復興に結びつけよう!と行動を起こしました。そして生まれたのが「おおいたエイド」。
ホームページはこちら。
http://www.oita-aid.com/おおいたエイドとは/
アマチュアのコンサートを大きな会場でやり、チケット代をすべて被災地に送ることをコンセプトとしました。
井野辺さんの考えに賛同してくれた人たちが集まり、昨年11月、第1回めを開催。収益金は、90万円以上。
今年の8月に、2回めを開催。今回は110万円ほどが集まったそうです。
これらの収益金はすべて、3つの団体に寄附しました。
☆放射能のために移動しなければならない「移動保育プロジェクト ポッケア」
☆震災孤児となり、大学進学を断念する人たちのための「みちのく未来基金」
☆福島に残り、福島を盛りたてようとする団体「ドリームサポート福島」
来月11月2日には、東京・高円寺でもライブをする予定です。東京では、「おおいたエイド」の宣伝と、大分県人からの寄附を募りたいと考えています。
誰かのために無欲で行動する潔さ、凛々しさ。
井野辺さん、とてもかっこいい!と思いました。
リクエスト曲は、Inobe Bandで「暴走列車」
今日のゲストは、井野辺純一さんでした。
これからも「おおいたエイド」の活動を応援していきます。
ご出演ありがとうございました!
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それではまた来週、お相手はミチコでした。
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