本日は、12月3日に他界された日本を代表するドラマー・青山純さんをしのんで、彼の演奏曲を中心にお届けしました。
選曲と進行のお手伝いをしてくださったのは、山下達郎さんが大好きで、青山純さんへの思いも深い、古川恭司さんです。
「青山純さんは、約30年にわたって達郎サウンドを支えてきました。山下達郎さんや竹内まりやさんの曲を聴いていると、青山さんのドラムがないと、あの時代の彼らの曲は成り立たないなぁと感じるほど…」と、古川さん。
1曲めは、竹内まりやの『家に帰ろう~マイ・スイート・ホーム』。この曲を知ってる方は多いでしょうが、ドラムが青山純さんだということは、ご存知ないかもしれないですね。
続いては、山下達郎のライブアルバム<JOY>から、『メリー・ゴー・ラウンド』。
骨太な音、正確な、タイトな、ズシンッとくるドラム。
1975年ごろ、杉真理さんのバンドでプロとしてスタートした青山純さん。
80年代~2003年まで、山下達郎のレコーディングとライブに関わってきました。
10数年前の大分でのライブは、私も見ていました、聴いていました。
ドラムは青山さんだったのですね。達郎さんとの活動は、そのあたりが後期になるのでしょうか。
青山純さんは、たくさんのアーティストのレコーディングに参加しています。
稲垣潤一、井上陽水、今井美樹、大滝詠一(ご冥福をお祈りします…)、大貫妙子、織田哲郎…あ行だけでもこれ以上・・・
近ごろは、徳永英明、MISIAのツアーメンバーとしてご活躍。
56歳、ほんとにお若い旅立ち。。。
ではもう1曲、アルバム<JOY>から、ドシーンとくるドラム、まさに青山純さん!という音。『SPARKLE』。
CMをはさんで、山下達郎『RIDE ON TIME』。この曲に乗せて、THE GOOD-BYEのドラマーの衛藤浩一さんのブログをご紹介しました。
[・・・12月3日、大好きでもっとも影響を受けたあこがれのドラマー、青山純さんが急死された。
亡くなる数日前、なぜか急に青山さんのドラミングが聴きたくて、YouTubeをあさり、山下達郎さんのライブ音源、竹内まりやさんやMISIAさんのライブ音源などを聴いていた矢先に、お世話になった方からの知らせを受け、驚愕しました。・・・]
続きはこちらで→http://ameblo.jp/etochang/entry-11718652354.html
そして!その衛藤浩一さんがお電話でコメントをくださいました!
「リスナーの皆さん、こんにちは!THE GOOD-BYEの衛藤浩一です。THE GOOD-BYEはことし結成30周年。記念のライブをやりました。残念ながらベースのはっちゃん(加賀八郎さん)が亡くなり、寂しくもあったのですが、ファンの方に盛り上げていただき、おかげさまで大盛況でした。急逝された青山純さんは、あこがれのドラマーでした。個人的にもお話させていただくこともあったし、とても影響を受けました。
僕は高校時代から、尾崎亜美さんや山下達郎さんが大好きで、ドラムを叩いてた青山さんを知ったのはそのころ。日本人なら、青山さんのタイコは誰もが聴いていると思います。いちばん有名なのは、山下達郎『クリスマスイブ』でしょうね、すごくタイトで、日本屈指のドラマーです。影響を受けてることは、THE GOOD-BYEの曲にもあらわれてます。聴いてみてください。ほんとうに大好きだった青山純さん、心よりご冥福をお祈りします」
衛藤浩一さんから、THE GOOD-BYEの『のぞいてFeel Me, Touch Me』をご紹介いただきました。青山純さんのドラミングは、衛藤浩一さんの中に息づいているんですね。
♪♪♪
山下達郎『プラスティック・ラブ』。
「この曲は、青山純さんとベースの伊藤広規さんの黄金のタッグ、いちばんカラーが出てる曲だと思います」と古川恭司さん。ミチコも大好きな曲です(竹内まりやさんでも有名)。
「亡くなった日の夜、青山さんの息子さんがウェブ上で発表。うそやろ!!!と思いました。知り合いでもなんでもないのですが、ちかい人が亡くなったようなショックがありました・・・」
ミュージシャンに大きな影響を与え、多くの人の心に深く響くドラムを叩いてくださった青山純さん、その音は永遠です。どうぞ安らかに・・・
最後の曲は、山下達郎『FUNKY FLUSHIN’』
古川恭司さん、コメントと選曲をありがとうございました。
♪♪♪
2013年4月にスタートしたこの番組、無事に年を越すことができました。どうぞ2014年もよろしくお願いいたします。
それではまた来週!
お相手はミチコでした。
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