本日のゲストは、猪原幸貴さん。
猪原さんは高校時代、OBSラジオ「青春キャンパス」という番組のリポーターに抜擢され、放課後にあちこちを取材した経験があります。もちろん、学校了承の上の活動です。
あるとき、留学生にインタビューすることになり、言葉が通じなかったので指相撲をしようと身振り手振りで持ち掛けました。
留学生も面白がり、取り組みが始まります。はっけいよい。
指相撲って、静かに展開しますよね、ラジオ的にそれはどうなのと、そこで猪原さん、指相撲をしている間、実況したそうなんですね。
留学生と、どうコミュニケーションを取ればよいか、とっさに思いついた指相撲と実況でしたが、これが当時のパーソナリティに評価され、褒められました。
このことをきっかけに、放送の世界に入ろうと決めたというのです。
なにがきっかけで人生が変わるかわかりませんね!
放送関係の専門学校を出た後、東京や大分でテレビ番組制作の仕事を経て、福岡に移住しました。福岡でも、テレビ番組のディレクターを長く任されました。九州ネットもあったそうですから、猪原さんが作った番組をご覧になったことがあるかもしれませんね。
猪原さんは、小さなころからサッカーが大好きで、サッカーは彼のアイデンティティを支える重要な要素でした。
中でもドイツのサッカーが好きで、2014年、サッカーワールドカップでドイツが優勝した年、猪原さんは初めてドイツに向かいました。
お会いしたい方がいたのです。
それは、日本サッカーの父と称されるデトマール・クラマーさん。
ドイツの往年の選手/監督で、日本サッカーの礎を築いたサッカー界のレジェンドです。
(ネットで検索してみてください)
そのクラマーさんに、幸運なことにお会いすることができた猪原さん。
クラマーさんと話すうち、サッカーを通した教育の理念に、いたく感銘を受けたのでした(このときもお得意のボディランゲージを交えてのコミュニケーションです)。
クラマーさんは、猪原さんがお会いした翌年2015年、お亡くなりになりました。
このタイミングでお話をうかがえたことは奇跡と言えるでしょう。不思議な道しるべを感じます。
以来、猪原さんの心の中では、サッカー+教育の想いが大きく膨らんでいきました。
そして35年以上続けた放送業界から、人生の舵を大きく切ったのです。
目指す先は、クラマーさんの名言、
「サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にする」
生活の場を徐々に大分にシフトし、大分発信での幼児教育プランを立ち上げました。
独自の声紋分析器を用い、子どもたちやその親の心の動きを読み解き、さっきよりもいま、昨日よりも今日、そして明日が生き生きとなるような手助けを考えています。
題して、
「チャイルド・ヘルス・コミュニケーション(仮)」
猪原さんのこれからの活躍を楽しみにしていますよ!
今回はお知らせだけでしたが、動き始めたらまた番組にいらして詳しくご紹介くださいね。
というわけで、本日のゲストは、猪原幸貴さんでした。
ご出演ありがとうございました。
それではまた来週、お相手はミチコでした。
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