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12月8日放送分

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   2024/12/09

50/50 Hearty Party!!

本日のゲストは、
フォレストゼミナール代表の森達雄さん。

特許を取り、
ことしの10月にグッドデザイン賞を受賞した杖「一足長(いっそくちょう)」を発明した方です。
おめでとうございます!

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一足長…どんな杖かといいますと、
ご覧のように、途中で曲がった形状をしています。

スキーのストックのようですね。
でもストックとちがうのは、自分の足のサイズ分=一足分、杖がいつも前に出ているということ。

よく見かけるT字の杖は、杖の先端が真下にある時はまっすぐに立っていられますが、踏み出す際には、握っている部分(グリップ)が下がるので、
どうしても猫背になってしまいます。

ところが森さんが開発した一足長は、グリップが下がらず、まっすぐな姿勢で歩ける上、
次の一歩の際には、たわみが推進力になる構造になっているんです
ようするに、めちゃくちゃラクな杖というわけです。

杖というと、けがをした方、からだの不自由な方、お年寄りのイメージが浮かびがちですが、
森さんは一足長を、登山やトレッキングなどのスポーツに、健康維持のウォーキングに、そしてもちろん医療にと、
さまざまな分野で使っていきたいと考えています。

申請からわずか4か月で特許が取れたこと。
あの!グッドデザイン賞を受賞したこと、など
すでに注目が集まりはじめています。

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この一足長、ひょんなできごとから思いつきました。

ご夫婦で由布岳に登った時のこと。
奥様は麓から木の杖を持ってらしたんですが、森さんはなにも持たずに登っていました。
奥様から、「なにか持てば」とすすめられ、じゃあ…と、近くに落ちていた枝を何気なく拾い、
杖の代わりしたところ、
なんだか持ちやすいぞ? 登山がしやすい?
「どういうことだろう?」
森さんは枝を持ち帰り、研究をしました。

そしてついに、
形状の秘密を発見したのでした。

気になる方は、フォレストゼミナールのホームページへ
https://forestseminar111.com/

由布岳で拾った枝はこちら。

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「この枝で、多くの人の役に立つものを作りなさい」
神様のお告げあったように思え、
大切におうちに飾ってらっしゃいます。


森さんからリクエストは、松山千春「大空と大地の中で」

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森達雄さん、ご出演ありがとうございました。
一足長が多くの方々の助けになる日は近いことでしょう。
素晴らしい発明とお話をありがとうございました。

それではまた来週
お相手はミチコでした。


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