河野さんは現在、娘さんと2人暮らし。
河野さんには毎日のルーティンがあります。
早朝4:30起床。猫ちゃんがいるので毛の片付けを隅々まで。
終わったら、お仏壇に手を合わせ、今日も元気に…と祈ります。
娘さんと2人暮らしになったのは、彼女が中学生の頃。
高校に入学後は、毎日のお弁当作りが始まりました。
河野さんは、毎日作る!と宣言。
そうやって自分にプレッシャーをかけ、取り組みました。
河野さんは、粘り強い人です。
小中高…高校は卒業まで、剣道を続けました。
本当は、野球が大好きで、野球もしたかったのですが、
厳しいお父上は、始めたことを続けろと。
そのお父上も、今は仏壇の奥で優しいお顔です。
河野さんは、剣道の強豪、大分高校に進学しました。
強豪だけあって、練習はきつかった!
当初14人いた新入部員は7人に。
そのうちの6人は、剣道特待生。
どうしても越えられない、
レベル違いの6人の高い壁に囲まれていた河野さん。
でも、河野さんは、くさらずに、続けたのです。
やがて、
強い絆が生まれ、7人はいまでも良い仲間。
この精神を持って、娘さんのお弁当作りに励みました。
知り合いのお母さんは、こうすると見栄えがいいよと教えてくれま
娘さんは難しい年頃でしたから、お父さんの作るお弁当への評価は
ただ、毎日お弁当箱を空っぽにして、持って帰ってきました。
実は、それまで料理をしたことがなかった河野さんです。
なんというガッツ!
いまではケーキまで作っちゃいます。
ほんとうに、頭が下がります。
娘さんは二十歳を迎え、
いま、美容師のアシスタントとして働いています。
一度、娘さんのサロンに招かれて、行ったことがあるそうです。
「こちらへどうぞ」と、よそよそしく案内する娘さん。
シャンプー台に横になり、顔には薄いガーゼをかけられ、
娘さんのシャンプー、頭皮マッサージを受けました。
実に気持ちの良い手技でした。
うつらうつらしていた時に、ふいに娘さんが、
「パパ、今日はキムチうどんが食べたい」と、小さな声で。
薄ガーゼの下で、河野さん、不覚にも涙が出てしまいました。
立派に、育ってくれました。
リクエスト曲は、ナオト・インティライミ「Message 」
この曲は、懐かしい日々を思い出させてくれるそうです。
河野隆広さん
心温まるエピソードをありがとうございました。
毎日の長距離、ご苦労様です。
お身体どうぞお大事になさってくださいね。
私も河野さんのキムチうどんをいただいてみたいなぁ。
それではまた来週
お相手はミチコでした。
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