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【重見 佳奈・後藤 秀樹】 日本の第一線で活躍するフルート奏者

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   2014/09/17

だいぎんサタデイコンサート

モーツァルトはフルートが嫌いだった・・・という説があります。
当時のフルートは、木の棒に穴を開けただけの簡単な構造で正確な音程を出すのが難しく、また他の楽器の奏者が兼任してやっていたので優れたプレーヤーがいなかったというのがその理由です。
実際モーツァルトは父宛の手紙で「こんな楽器のために曲を書くのは、うんざりする」と愚痴っております。とはいえ、フルートの名曲を数々残しているモーツァルトはやっぱりスゴいなと思いますし、美しい音色を奏でられるようになった現在のフルートを重見さんの演奏で聴いたら、モーツァルトもきっとフルートのことが大好きになったんじゃないかと思うんです。
ちなみに重見さん、去年グランシアタで行われたディズニー・オン・クラシックではオーケストラの一員だったそうですよ。
 
試聴は「夏は来ぬ」です。残暑の中、フルートの音色は涼やかさを感じさせてくれます。

【重見 佳奈・後藤 秀樹】 日本の第一線で活躍するフルート奏者
放送日 2014/9/20,9/27
出演者 重見 佳奈(しげみ・かな/フルート)
後藤 秀樹(ごとう・ひでき/ピアノ伴奏)
写真 【重見 佳奈・後藤 秀樹】 日本の第一線で活躍するフルート奏者
プロフィール フルートの重見佳奈(しげみ・かな)さんは、大分市のご出身です。
9歳からフルートをはじめ、桐朋学園大学 音楽学部 演奏学科 管楽器専攻を主席で卒業されました。これまで、国内外の様々なコンクールで優勝、入選されています。
現在は、ソリストとして各コンサートにご出演されているほか、にっぽん丸など豪華客船でもアーティストとして乗船し、演奏を重ねられています。
2010年にはビジョンクラシックからデビューアルバムをリリース。様々なコンクールの審査員も務められるなど精力的な活動を続けていらっしゃいます。
ふるさとの大分にも年に2回帰省して、コンサートを行っています。
ピアノ伴奏の後藤秀樹(ごとう・ひでき)さんは、大分県立芸術文化短期大学 専攻科のご出身です。
これまで、ピアノソロや、伴奏、室内楽など幅広い演奏会で活躍されてきました。第4回アルゲリッチ音楽祭にも出演されています。また今年の別府市民交響楽団の定期演奏会ではコンチェルトのソリストを務め、大好評を博しました。
演奏曲目 9月20日
安田芙充央 /天上のフルート から「夏」
久石譲/坂の上の雲 より「 スタンド・アローン」
9月27日
寺島尚彦/さとうきび畑
久石譲/サマー(映画「菊次郎の夏」より)

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