本日のゲストは、竹下洋子さん。
ニット作家で、画家で…なんてお呼びしたらいいのかしら…とお尋ねしましたところ、「竹下洋子で」のご返答。かっこいい!
先日、大分市内某所で開かれた一夜限りの宴席で、偶然隣に座ったのがご縁です。
共通の友人が竹下さんの作品を着用していて、それはそれはかわいらしくて、一度お会いしたかったのです。で、ラブコール♪
竹下さんは、長崎県のご出身。大学は東京藝術大学へ。
専攻は油絵。小さい頃から絵を描いてらしたかといえば、そうではなく。
親元を離れて進学校の高校に通っていた竹下さん。
思うように成績が伸びず悩んでいたところ、ふと入った画材屋さんで店主に声をかけられました。
「絵に興味があるなら、いい先生が(指導に)来てくれるようになったから習ってみては」
この言葉をきっかけに、高校1年の終わりから絵を習うようになったのです。
竹下さんは、モノトーンでものを見ることが苦手…だからデッサンも、色をつけながら、色彩の中で形を追いました。
思えば小さい頃から色彩遊びをしていました。
お母様が使っていた毛糸のあまり糸をもらい、いろいろな色の糸を合わせながら編んでいたのですって。
本日ご着用のスカートはニットではありませんが、色も形も素敵。
竹下さんは、絵を描くように、パレットで色を作るように、足元に置いた100種類ほどの毛糸の中から、ひらめいた色や素材を組み合わせて作品を作っています。
すべてが一点もの。
東京や横浜での展示販売がメインですが、ときどきは大分にも作品が帰ってきます。
そんなとき、工房がある竹田市の「月辺りの家」で、販売会を行います。
この情報は、わりと直前に発信されるので、『竹下洋子』で検索し、facebookやインスタグラムをフォローしてチェックしてくださいね。
↑台湾のお茶のお店で購入。竹田市の湧水でお茶を淹れています。
この色は、ローズヒップ、ベリー系などだそうです。
竹下洋子さんからのリクエスト曲は、2012年に別府市で開催したご自身の「テキスタイルコレクションショー」で流したオリジナル曲、
「ピンク雨」と「きつつき」。
藝大時代の友人で音楽家の浅野達彦さんが作曲をしてくださったもので、竹下さんが詞をつけ、歌いました。
どこから、いつ、インスピレーションが降りてくるのか、そんなことを探ろうなんて無粋なことですね。
竹下さんの作品は、今日も多くの人たちを幸せにしています。
いつか私もYoko Takeshita作品が似合う人になりたいです。
竹下洋子さん、ご出演ありがとうございました。
それではまた来週、お相手はミチコでした。
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