今月も大山商事株式会社 総務部広報・企画河崎さおりさんにお話を伺いました。
村津アナ:では今月も、まず大山商事がどういう事業をされている企業なのかをお聞きしたいと思います。
河崎さん:はい。
私たち、大山商事は、鉄くずや自動車、農機具などを買い取り、リサイクルしています。リサイクルの作業をする際には、環境にも配慮していて、なるべく重機を使用する時間を少なくしたり、燃焼の際には、地球温暖化の原因となるCO2や粉じんの排出を抑えています。
村津アナ:では、具体的には、どんな物をリサイクルしているんでしょうか?
河崎さん:鉄くずのリサイクル、鉄ではない非鉄金属のリサイクル、自動車のリサイクル、FRP船のリサイクルなどです。
村津アナ:では、それぞれのリサイクル方法を教えて頂きたいと思うのですが・・・、まず、自動車からお願いします。
河崎さん:はい。使用済み自動車の場合、解体処理を行った後、シュレッダーで小さく破砕し、鉄と鉄ではない物、いわゆる非鉄に選別します。その後、選別された「鉄」や「非鉄」は、原料として船やトラックで国内外の製鉄所へ運搬します。
村津アナ:なるほど!では、次に農機具の場合はいかがでしょうか?
河崎さん:ディーゼルエンジンで動くトラクターや耕運機なども、基本的に自動車と同じ処理を行って、リサイクルをします。
村津アナ:あと、先程、「FRP船」もリサイクルできるとおっしゃっていましたが、まず、「FRP船」とはどんな船の事ですしょうか?
河崎さん:FRP船の「FRP」とは、ガラス繊維などをプラスチックに入れ、強度を強くしたものです。その特殊素材FRP、いわゆる「繊維強化プラスチック」で造られた船がFRP船です。一般的に漁船やモーターボートなどがそうです。
村津アナ:そのFRP船は、どうやってリサイクルするんですか?
河崎さん:まず解体して、その後 排出された「FRP破材」を細かくくだいたり、選別したりします。
その後は、セメントの原料としてセメント工場で焼成されます。
村津アナ:船にはオイルなども残っていると思いますが、それらはどう処理するのですか?
河崎さん:はい。オイルは解体前に抜き取り、再生油の原料として燃料等にリサイクルされます。
村津アナ:なるほど!よく、わかりました。河崎さん、ありがとうございました!
河崎さん:ありがとうございました☆
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