本日のゲストは、安藤令子さん(52歳)。ジャズ・ピアニスト半世紀少女です。
鍵盤との出合いは、エレクトーンのデモンストレーションに行った時。令子さん、5歳の時です。
クラシックなピアノのイメージとは少しちがい、エレクトーンは流行歌を演奏することが多い楽器。小学校に上がるとそれが楽しくてどんどん好きになっていったそうです。当時、耳で聴いた音楽を、譜面に起こしたりしていました。ガロの「学生街の喫茶店」や、小坂明子の「あなた」など。すご~~い、小学生で楽譜を書いていたのですか?! しかも耳コピーで?!
「昔の楽譜が出てきて、自分でもびっくりしました」。
お生まれは大阪。小学校から大分にやってきた令子さん。ご両親が大分のご出身なのです。
金池小学校から上野ケ丘中学へ。中学ではブラスバンドに入り、フルートを吹いたことも。
大分上野丘高校時代は、レッド・ツェッペリンやイエス、ELP等を演奏するバンドで、キーボードを担当しました。プログレ少女でした。おっと、中学でビートルズを知って以来、ずっとビートルズファンでもありますよ。
♪♪♪
そんなロック少女の心をジャズに向かわせたのは、とあるラジオ番組のビッグバンド特集。聞き覚えのある曲が流れたのです。それは、カウント・ベイシー。
「エレクトーンのテキストにあった大好きな曲は、カウント・ベイシーだったんだ!」
この小さな驚きと発見は、のちの令子さんの音楽人生を大きく変えました。
大学生の頃は、城島ジャズインによく行きました。タモリさんが司会でいらしていた時代です。
福岡の短大時代、他の大学のジャズ研に入りました。学生寮で友人たちは長渕剛を聴いていましたが、令子さんはヘッドホンでジャズを聴く女の子でした。かっこいい~★
現在、ジャズ・ピアニストとして忙しい毎日。演奏は月に3~4回。他に、さまざまな企画を考え、実施しています。
ジャズ好きを増やして、たくさんの方にライブに参加していただくのが目標、と目を輝かせながら語ります。
令子さんは、『C-TAKE(シーテイク)ジャズ楽団』を作っています。C-TAKE…お気づきですか? ローマ字読みにすると、シイタケ。大分愛があふれていますね♪ 大分をテーマにしたジャズ、例えば、カボスをテーマにしたボサノバの『カボッサ』、関アジをテーマにしたサンバの『関サンバ』、こんな楽しいジャズの曲を作って演奏活動をしています。そうそう、この番組の放送日はお昼間、西大分のかんたん港園で野外ライブをやってらしたんですよ。
ジャズの裾野を広げようと、ジャズ講座(5/24)や、ジャズセッション(6/7)なども随時開催しています。
「安藤令子」で検索してみてください。ちょっとだけ、おしゃれなジャズの世界をのぞいてみてはいかがです?
リクエストは、ジャズの巨匠、オスカー・ピーターソンの「ローレンタイド・ワルツ」。カナダのアーティストであるオスカー・ピーターソンが、故郷のカナダを愛していることがとてもよく伝わってくる素晴らしいアルバム「カナダ組曲」から。令子さんも、こんなふうに故郷・大分を大切にしていきたいと思っていらっしゃるのです。
安藤令子さん、ご出演、ありがとうございました!
番組へのリクエストやメッセージは、おはがき、ファックスでお寄せください。
宛先は、870-8620 OBSラジオ「50/50 Hearty Party!!」まで
ファックスは、097-558-5071 です。
それではまた来週。
お相手はミチコでした。
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