本日のゲストは、渕野浩士さん。
ミュージックハウス・カンタループ2のオーナーです。
今回は、
音楽プロデューサー、ミュージシャン、コンポーザーとしての渕野さんに迫っていきます。
…カシャッ(カメラのシャッター音で、ドキュメンタリー風に)
中学からギターを始めた渕野さんは、
頭の中に浮かぶ音を、すぐに具現化できる能力を身に付けました。
「これしかできませんから」
謙遜なさいますが、素晴らしい才能です。
だれもができるわけではありません。
その能力を存分に生かし、大分にゆかりのあるアーティストを次々とプロデュース。
1曲めは、アレンジャー&ギタリストとして関わった「ザ・ニールマクダニエル サウンズグッドバンド」。
ニール・マクダニエルさんは、大分県で英語の教師をしてらしたカナダ人。
カンタループ2で意気投合し、ほぼ毎月ライブ。そのうちにレコーディングを、という話になり、
作詞・作曲をニールさんが、アレンジを渕野さんが手掛けました。
ところがCDを制作中に、ニールさんはカナダに帰らざるを得なくなりました。
レコーディングは終了していたので、ミックスダウンをカナダで、
マスタリングを大分で、という段取りに。
こういうことができる世の中なんですよね。
お届けした曲は、ザ・ニールマクダニエル サウンズグッドバンド「Six Strings & Two Hands」
ニールさん、お元気ですかー?
同じように、ワールドワイドな経緯を辿った2曲めは、
韓国人のプロのジャズ・ミュージシャン、ジヌ・リーの「隊長ブルース」。
ジヌ・リーさんは高校時代、ロックギタリストに憧れロンドンで修行。なのに、
いややっぱりジャズだ! とニューヨークに飛び、学校に入って大江千里さんとクラスメートに。
ジャズギターで入学したジヌ・リーさん、なのに今度はサックスだ!と、
またまた受験しなおしたという、元気すぎるプロフィールの持ち主。
まだ続きます。
ジヌ・リーさんの奥さまが大学の先生で、東京の大学に呼ばれ、奥さまに同行しニューヨークから東京へお引っ越し。
そのうちにAPUとご縁ができた奥さま、大分へ。ジヌ・リーさんも大分へ。
やっと大分とのつながりが見えてきました。何万キロの移動でしょう!
彼のプロフィールはいくら行があっても足りなさそうですね。
ジヌ・リーさんもカンタループ2で渕野さんと意気投合し、
共同プロデュースでアルバムを作ることになりました。
韓国のソウルでミックスダウン、ニューヨークでマスタリング。
股にかけますねぇ♪
3曲めは、優しくふんわりした世界、Utaの「さよならおっぱい」
断乳の歌です。かわいくって、母のせつなさもあり…。
渕野さんは、ミュージシャンとして参加しました。
Utaさんは大分で活動しています。
4曲めと5曲めは、大分の沖縄バンド、琉団の「おかぁの唄」。
沖縄県出身の知念識人さんのバージョンと、美里奈さんのバージョンをお届けしました。
どちらも渕野さんのアレンジです。
ぜんぜんちがう曲に聞こえるから不思議ですね。
そして最後の曲は、ハンナ 「Where I belong」。
渕野さん作曲です。
ハンナさんは、渕野さんのギタースクールの生徒さん。
もう、17年ぐらいのお付き合いだそうです。
「アルバムを作りたいのでお願いします」と頼まれ、
喜んで、と教え子のために腕をふるう(…お料理じゃないからなんて表現がいいかしら…)
大切な教え子のための曲は、あっという間に素敵に仕上がりました。
降りてくるんですね〜。
今回は、渕野さんの広い音楽レンジを見せていただいた感です。
楽しかったです。ありがとうございました。
さてさて、
お引っ越し終了、ただいま新規オープンに向けて準備を進めるミュージックハウス・カンタループ2。
場所は、大分市中央町の若草公園から歩いて10歩ぐらい! めっちゃ近く! です。
8月のオープンまで、いましばらくお待ちくださいね。
本日のゲストは、渕野浩士さんでした。
また遊びにいらしてください♪
それではまた来週、お相手はミチコでした。
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