本日のゲストは、盲目の噺屋(はなしや)ザトーさん 33歳。
ようこそ!
ザトーさんは、幼い頃から視力が弱く、23歳で全盲になりました。
ですから、自分の姿は23歳のまま。
10歳ほどお兄さんになりましたが、きっとあまり変わってらっしゃらないと思います。
若々しいし、イケメンですし。
「ええ。よく言われます」。
粋な切り替えし、さすが^^
落語を始めたのは、27歳のとき。
26歳で大分市から別府市に移り住みましたが、障がい者には仕事があまりなく、
暇を持て余していた折、別府の若手アーティストたちの活動を知ります。
「おれも、なんかやりたいな」
しゃべりで自分を表現しようと考えました。
てっきり、子どもの頃からおしゃべりがお好きかと思っていましたが、
人見知りが激しく、あまりしゃべれない子どもだったそうです。
意外〜
でも、しゃべりを始めてみると、これが面白い、なりたいキャラになれることに気づくのです。
その、なりたいキャラのひとつが…
「おばちゃん」。
別府ですから市営の温泉に行きますでしょう。
そうすると、壁を隔てて女湯からおばちゃんたちの爆裂トークが聞こえてくるわけです。
ザトーさん、日々、浴室で笑いを堪えるのがたいへん。
これをネタにしないわけにはいきません。
ローカル色の濃い小噺が次々と生まれ、ザトーさんの持ちネタとなっていきました。
呼ばれてネタを披露しますと、ドッカンドッカンとウケる日があります。
あの快感を味わうと、なかなかやめられませんよね。
一方で、コトッとも動かない=ウケない日もあるそうです、笑。
今後は、健常者のかたとアートを楽しむ取り組みを予定しています。
「全盲だけど、それなりにアートを楽しめることがわかったんです」。
瀬戸内国際芸術祭や、神戸の芸術祭に出向き、見えている人が、どう見えているかの話を聴くことが、とても面白いと感じたザトーさん。
「見えている人たちも、実は見えていなかったり、ほかの人の話を聴くことで気づきがあったり」
ザトーさんを中心に、新しいアートの楽しみ方が生まれています。
まずは10月24日(土)に、「みえない+みえる=みる」の観賞会が大分県立美術館OPAMで開催されるので、
どうぞ、噺屋ザトーで検索し、Twitterやfacebookから情報を拾ってくださいね。
Twitter
https://twitter.com/hanashiya_zatho
facebook
https://www.facebook.com/hiroaki.eto.7
ところで、ザトーさんにお好みの女性のタイプを尋ねたところ、名前に萌える…というご返答。
ピンとくる名前があるそうで、そういう時は、名前に色がついていると感じるそうです。
ほぉ〜このあたりの感覚は独特ですよね。
リクエスト曲は、
マーガレットズロース 「すべての季節にきみがいる」
噺屋ザトーさん、ご出演ありがとうございました!
ご活躍がますます楽しみです。
それではまた来週、お相手はミチコでした。
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