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【ゼーレ・トリオ】 迫力あるピアノトリオでした

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   2017/01/18

だいぎんサタデイコンサート

試聴の「さやかに星はきらめき」は、世界で初めてラジオで流れた歌曲だと言われています。1906年12月24日、カナダ人の発明家レジナルド・フェッセンデンが自分の発明を生かした無線電話機を使って初めての“放送”を行いました。その時フェッセンデンは、ヘンデルの「ラルゴ」をレコードで流し、自らヴァイオリンを弾きながら「さやかに星はきらめき」を歌い、聖書を朗読したそうです。あれから今年で111年。ラジオに携わる自分にとって思い入れのある1曲です。放送史の定説では1920年、アメリカのラジオ局が大統領選挙の結果を伝えたものが世界最初の放送だとされているようですが、人が最初に不特定多数の人に伝えようとしたものが音楽であった“フェッセンデン説”に私はロマンを感じずにいられません。

【ゼーレ・トリオ】 迫力あるピアノトリオでした
放送日 (2017/1/21,1/28)
出演者 滝口直毅(たきぐち・なおき / ヴァイオリン)
田村朋弘(たむら・ともひろ / チェロ)
後藤秀樹(ごとう・ひでき / ピアノ)
写真 【ゼーレ・トリオ】 迫力あるピアノトリオでした
プロフィール 滝口さん、田村さん、後藤さんともに大分県立芸術文化短期大学出身です。卒業後それぞれソロや室内楽、オーケストラなど幅広い分野で活躍され、別府アルゲリッチ音楽祭若手演奏家コンサートにも出演されました。また3人ともにコンクールでも数々の輝かしい成績をおさめられています。そんなお三方による「ゼーレ・トリオ」ゼーレとはドイツ語で「魂」という意味です。音楽に魂を込めて演奏しようという想いで2001年、大分県立芸術文化短期大学在学中に結成。毎年、自主公演を開催しているほか、ホームコンサートや学校でのコンサートなど様々な場所で演奏を積み重ねてこられました。レパートリーは、クラシックはもちろん、タンゴやポップスなど幅広く、大分や下関・北九州で多くのファンがいらっしゃいます。
演奏曲目 (1月21日)
チャールダーシュ
作曲:モンティ
組曲「水上の音楽」よりアラ・ホーンパイプ
作曲:ヘンデル
(1月28日)
愛の喜び
作曲:クライスラー
ブエノスアイレスの春
作曲:ピアソラ

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