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2月6日放送分

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   2022/02/07

50/50 Hearty Party!!

本日のゲストは、大分大学准教授の都甲由紀子さん。
染色がご専門の先生。
本日身につけてらっしゃる美しい色のストールは、貝で染めたもの
貝紫と呼ばれ、クレオパトラの時代から珍重されている高貴な色です。

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貝もそうですが、動物染料のくくりに興味があった都甲さん。
染めの方法を変えたらどんな色に染まるのか、実験を繰り返す大学院生でした。

赤い色を出すラックカイガラムシという虫がいます。
…ラックカイガラムシはどこにいるのだろう?
…どんなひとたちが染めているのだろう?
すると、ブータンに、ラックカイガラムシを使って染めをしている人たちがいることがわかりました。

日本では、ブータンのイケメンの王様がいらっしゃる前だったので
まわりの友人はもとより、都甲さんご自身も、ブータンて、どこ?だったそうです。

ブータンへは単独で行くことができず、ツアーで参加するしかありません。
(秘境ツアーのたぐいがあったのでしょう)

旅行代金は、60万円、大学院生の都甲さんには大きな金額です。
すると、幸運なことに大学が補助の募集をしていて、見事に審査に通り、
50万円を補助してもらえたのでした。2008年のことでした。
Bound for Bhutan!

ブータンに入った瞬間、なんだこの懐かしさは…!
初めて来たところなのに、都甲さんにとって、とても落ち着く場所でした。

(前世がきっとブータン人なのです、都甲先生☆)

ブータンで念願のラックカイガラムシに会えました。
ラックカイガラムシは日本にはいない小さな虫で、
木の枝に巣を作って、集合住宅みたいにして住んでいます。
ちくわのような形の巣です。
木の樹液をすって、樹脂を出しながら、住んでいるんです。

ある程度の大きさになったら巣ごと剥がして、砕いてお湯に入れて、かき混ぜていると、
お湯に赤い色素が出て、巣の部分(樹脂部)は、どろどろになっていきます。
赤い色素のほうで糸を染め、織ります。
いっぽうのどろどろの樹脂は、ラックカイガラムシの天然樹脂、ラッカーの語源です。
胃でとけずに腸でとけるお薬に使われたり、チョコレートのコーティングに使われたり、
光沢剤と書かれているものは、ほぼ100%、ラックカイガラムシの巣の樹脂部。
ミツバチ、カイコと並んで、世界の三大益虫なんですって!…知らなかった…

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ラックカイガラムシの染料で染めた糸で織った布
この色しか着ない少数民族もいるそうです。

あたくし、虫は苦手ですが、ラックカイガラムシには興味があるなぁ〜

都甲由紀子さんからのリクエストは、
パフュームの「チョコレイト・ディスコ」

都甲先生、ご出演ありがとうございました!
来週は、ブータンの恋愛事情?そのあたりのお話を深堀りしたいと思います。
お楽しみに♪

それではまた来週、お相手はミチコでした。

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