本日のゲストは、帆足めぐみさん。
大分市戸次の旧家、帆足本家「富春館」の総支配人です。
帆足本家は1586年から続く大分を代表するお家柄。
ことしが2022年ですから、始まりは436年前。
調べてみますと、大友宗麟が亡くなる前年?!
うわ!時空を超えた~~~!
そんな帆足家ですから、系譜が残っているんです。
めぐみさんのご主人が15代め、息子さんが16代めに。
ところがこの系譜、血のつながりのないお嫁さんは、
「女」としか、書かれていないそう。
それはこの時代には失礼なことですな!
めぐみさんはぜひ、ご自身の名前を記してほしいと願っています。
当然です!
別府市出身のめぐみさん。ご実家も大きなお商売をなさっています。
「子どもの頃、両親が忙しかったので、
帆足家に嫁いでからは、義母がゆっくり手間をかけて作るお料理に感動しました」
代々続く帆足家は、法事が多いんです。
その都度、お料理上手なお義母様が、3日ほど前から仕込みに入り、
美味しいごま豆腐などを作られたのだそうです。
めぐみさん、帆足家に嫁いでいちばんよかったことは、お義母様のお料理を覚えたこととおっしゃいます。
豊かなお話です。
豊か、といえば、大野川はよく氾濫していましたが、
氾濫することで、川のミネラルを豊富に含む肥沃な土地になった戸次。
帆足家は豪農として栄え、のちに酒づくりを始めました。
立派な酒蔵は昭和になって大分市に寄付され、現在さまざまイベントに活用されています。
帆足本家の母屋「富春館」は、ギャラリーとして、帆足めぐみさんが切り盛りしています。
ほかでは見つけることのできない一期一会の逸品を紹介してくださり、
建物とともに、素晴らしい雰囲気を醸し出しています。
ぜひ、足をお運びになってみてくださいね。
めぐみさんには、来週もまた、お話をうかがう予定です。
リクエスト曲は、松山千春「人生(たび)の空から」
本日のゲストは帆足めぐみさんでした。
ご出演ありがとうございました。
それではまた来週。
お相手はミチコでした。
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