「晩秋の夜長のピアノトリオ」
本日のテーマです。
ゲストは、ジャズにお詳しい分藤準一さん。
今回も選りすぐりの曲をご自身のライブラリーからお持ちくださいました。

1曲め、2曲めは、
分藤さんが敬愛してやまない秋吉敏子さんのトリオ
「ティコティコ」、そして「スマイル」
ティコティコは、スズメの鳴き声の擬声、日本語ならさしずめ、ピーチクパーチクやチュンチュン、といったところでしょうか。
スマイルは、チャップリンの映画で有名な曲。
秋吉敏子さんにかかると、景色が変わってくるから不思議です。

今月、岩手県盛岡市に「秋吉敏子ミュージアム」が誕生しました。
別府からキャリアをスタートさせた秋吉さんですが、
なぜ、盛岡に？
盛岡には、秋吉さんと40年以上にわたって交流のあるジャズ喫茶の経営者がいらして、
その方が地元に所蔵品を展示しているのだそうです。
このミュージアムに、分藤さんも、学生の頃から撮りだめた秋吉さんの映像を送りました。
分藤さんにとって秋吉さんは、"精神的直立不動"になる方。
この表現に、秋吉敏子さんがいかに大切な方か、表れてますね。




続いて、
山本剛トリオ「イエスタデー」
ダイレクトカッティングです。
ダイレクトカッティングとは、一発録りのこと。
レコード盤に刻んでいくので、やりなおしはできません。
山本剛さんは、レコーディングの日までピアノを弾かず、弾きたい気持ちを抑え込み、その日にすべてを開放する、爆発させるといってもいいほどでしょうか。
まさに天才。

この日はほかに、
中村八大トリオ「ロリータ」
本田竹曠トリオ「枯葉」をお届けしました。

ご自身もジャズを演奏なさる分藤さん。
11月27日（日）は、大分市下郡中央のサウンドプールリバティで
14時～演奏なさいます。
どうぞお越しくださいね。



本日は、分藤準一さんとともにピアノトリオを散りばめて進行してまいりました。
ご出演ありがとうございました。

それではまた来週
お相手はミチコでした。