OBS大分放送

ブラックナイトパレード

記事 >  OBSラジオ > 情熱ライブ!Voice > 衛藤賢史のシネマ教室 > ブラックナイトパレード

   2022/12/27

衛藤賢史のシネマ教室

【聖☆おにいさん】のマンガで人気の中村光の同名マンガを、コメディ映画で定評がある福田雄一監督が映画化した作品です。

母と二人暮らしの何事も真面目である日野三春(吉沢亮)は、大学受験も就職活動も失敗し、おまけに恋人もいないトホホの若者である。世間がクリスマスシーズンでわく時期にもブラックなコンビニでバイトしていた。相方のチャラ男の田中カイザー(中川大志)からもナメられ、コンビニの上司(佐藤二朗)から叱られながら日夜真面目に働いている。クリスマスも間近のある日、三春は突如黒いサンタ服を着たクネヒト(VO 玉木宏)という謎の男から誘拐された。目覚めると、そこは北極でクリスマスを裏で経営するブラック企業で、ワルい子にはガッカリするプレゼントを贈るブラックサンタの会社に、三春は強制的に正社員として採用されたのだ。クネヒトから三春の同僚として紹介されたのは、天才的なハッキング能力を持つ北条志乃(橋本環奈)や、笑わないイケメン料理長・古平鉄平(渡邊圭祐)や、何と!コンビニの同僚だったチャラ男のカイザーも混じっていたのだ。コンビニなど問題にならない激務の<サンタクロースハウス>と呼ばれるブラックな会社に反抗する三春だったが、その裏にはある事情があり、それを知った三春は仲間の志乃・鉄平・カイザーと、世界中の子どもたちにクリスマスプレゼントを届けるために頑張りはじめるが・・・。

赤いサンタは死んだ!?をキーにして展開される、このハチャメチャなナンセンスコメディは、ストーリーの流れがとりとめのない様相を呈しながら進められていくので、笑うに笑えない作品になっていたのだ。吉沢亮のボケの演技や、橋本環奈は顔面演技で頑張っていたが、<映画>からの見る人々へのクリスマスプレゼントには残念ながらならなかったようだ。

ぼくのチケット代は、1700円出してもいい作品でした。

星印は、2ッさしあげます。

5点満点中2点 1700円

©2024  Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.