OBS大分放送

7月12日 ON AIR!

記事 >  OBSラジオ > NO STAGE NO LIFE! > 7月12日 ON AIR!

   2023/07/13

NO STAGE NO LIFE!

No Stage No Life!」ステージナビゲーター飯田裕美です。

712日の放送もお聴きくださり、ありがとうございました(^^♪

 

今回は、オードリーヘプパーンさんの舞台作品の話題を中心にお届けしました。

 

オードリーヘプパーンというと、「映画女優」というイメージだと思うのですが、実は彼女はもともとバレリーナ・プリマドンナを志していた舞台出身の女優です。

彼女が世の中でしっかりと認識されたのも、「ジジ」という舞台でした。

「ジジ」はブロードウェイで200回を超える公演を行い、その後アメリカ各地を巡業するほどの話題作になります。ヘプパーンはこのジジ役で、ブロードウェイ、オフ・ブロードウェイで初舞台を踏んだ優れた舞台俳優に贈られる「シアター・ワールド・アワード」を受賞しました。

 

写真②オンディーヌ_page-0001

その後、映画主演が続くにもかかわらず、舞台「オンディーヌ」では主演を演じ、演劇界の栄えある賞の一つである、トニー賞を受賞しています。

「オンディーヌ」はフランスの戯曲で、日本では浅利演出事務所が上演しています。(初演は劇団四季)

時を経て、まだ尚愛され続ける作品。舞台や映画はその普遍の美しさを物語ってくれます。

 

写真①マイフェアレディ

数多い映画作品の中で舞台化されているのは、「ローマの休日」と「マイ・フェア・レディ」の2本です。

マイ・フェア・レディは、1958年に映画より先に、舞台で上演されました。

日本での上演は、映画公開1年前の1963年。あの菊田一夫さんの演出で、主演のイライザ役を江利チエミさん、ヒギンズ教師役を高島忠雄さんが務められました。

日本で初めてのブロードウェイ・ミュージカル上演にして、東宝ミュージカルの記念すべき第1回作品となったのが、この「マイ・フェア・レディ」です。

日本のミュージカルの基軸となった作品と言っても過言ではないと思います。

時を重ね回を重ね2021年にも上演されましたが、再演を待ち望む声が大きい作品の一つだと思います。

 

オードリーヘプパーンさんの作品は、とにかく彼女のストイックさと真面目な様子がアチコチから伝わってきます。

もちろんファッションアイコンでもあり、美しさや可憐さは言うまでもありませんが、私は上品で気品溢れる佇まいにとても憧れています。

真っ直ぐにこちらを見つめる大きな瞳からは、真の強さを感じずにはいられません。

写真であっても視線を外したくなるような衝動にさえ駆られます。

多くのヒット作、しかも時代を超えて愛され続ける作品を数多く世に送り出しましたが、実は15年でハリウッドでの生活に区切りをつけ、40歳以降は、ユニセフ活動や家族との時間にその多くを当てています。幼少期、戦争による貧困でチューリップの球根を食べて飢えを凌ぐような日々の一家を助けた団体が現ユニセフだったそうです。

私は、そのような義理堅く潔い生き方を大変尊敬しています。

 

写真③トキハ

トキハ本店8階催事場にて開催中

 

♪今日の曲

マイ・フェア・レディより 「I Could Have Danced All Night

 

 

次回の放送は、8月2日(水)1010分頃です。

ぜひお楽しみに(*^-^*)

 

 

 

ステージナビゲーター★飯田裕美

©2024  Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.