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   2024/06/04

衛藤賢史のシネマ教室

初主演作から50年!!『酔拳』を二本立ての脇作品(つまりお添え作品)でブルーバード映画館で見た時の衝撃は今も忘れない。コメディと体技の混じり合う、香港カンフー映画の面白さに我を忘れて見ました。ブルース・リー亡き後、この作品で世界中のファンから人気を得てもう50年!70才のジャッキー・チェン50周年記念映画です。

かつて香港映画界伝説のスタントマンと謳われたルオ・ジーロン(ジャッキー・チェン)。ケガをきっかけに第一線を退き、現在は借金取りに追われながら、中国本土の撮影所に無断で住み込み、手塩にかけた愛馬・チートゥと暮らしていた。賢いチートゥはルオの気持ちを理解している。そのチートゥが元持ち主の債務トラブルから競売にかけられる危機が発生する。スタント一筋で世間の仕組みも分からないルオは、妻との離婚以来会っていない大学で弁護士志望の娘・シャオバオ(リウ・ハオツン)に助けを求める。まだ大学生で資格のないシャオバオは、恋人の新米弁護士・ナイホァ(グオ・チーリン)に依頼する。少しでもお金を稼ごうと、ルオはチートゥと危険なスタントに再び挑む。だが、ルオとシャオバオの願い空しく、裁判に負け大企業の総裁で馬好きのホ―に買い取られる。ルオとチートゥは、最後の大勝負をかけて捨て身のスタントに出るが・・・。

随所に若き日のジャッキー・チェンのスタント芸を画面に織り交ぜながら、ジャッキー芸の真髄を楽しむことが出来るこの作品は、70才になってもまだアクションが衰えてない体技の数々に感心する内容ともなっているのだ。さらに愛馬・チートゥの達者な芸が笑いを誘う。笑いとアクションとのレジェンドであるジャッキー・チェン映画に、チャップリンのペーソスを織り交ぜながら進む内容に、70才のジャッキー・チェンの心意気を感じる作品となっているのです!!

ぼくのチケット代は、2300円出してもいい作品でした。

星印は、3ッさしあげます。

5点満点中3点 2300円

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