「No Stage No Life!」ステージナビゲーター★飯田裕美です。
6月5日の放送もお聴きくださり、ありがとうございました(^^♪
今回は、大分で上演される“劇団四季ミュージカル”の2作品についてご紹介いたしました♪
いかがでしたか?
1作品目は、劇団四季のファミリーミュージカル「エルコスの祈り」です。
8月4日に中津文化会館にて上演されます。(一般チケット販売6月8日~)
「ファミリーミュージカル」は、劇団四季創始者である、浅利慶太先生がオリジナルでプロデュースを手がけ制作されたものです。
全国の劇場を回り、チケット代を比較的安く設定し、子ども達や学生の皆さんにも分かりやすい作品であることが特徴です。
「ユタと不思議な仲間たち」・「夢から醒めた夢」など素敵な作品がたくさんあります。
子ども向けとは言われていますが、大人の私が観ても深く感銘を受ける作品も多く、時に涙があふれ出るくらいに感情が揺さぶられます。
純粋な心を思い出させてくれる作品が多いので、大人になった今、改めて見返すことにも意味があるように感じます。
2作品目は、ファンの多い「ジーザスクライストスーパースター~エルサレムバージョン~」です。
9月17日にiichikoグランシアタにて上演されます(一般チケット販売6月15日~)
創立70周年の劇団四季の原点ともいわれる、四季を代表する作品の一つです。
東京公演では、チケット販売日に即日完売してしまうほどの人気を誇ります。
『キャッツ』・『オペラ座の怪人』の作曲家:アンドリュー・ロイド=ウェバーさんと、
『ライオンキング』の作詞家:ティム・ライスさんが、共に20代の時に生み出した出世作でもあります。
「エルサレム・バージョン」は、大胆なまでにあらゆる装飾を削り取った荒野が舞台です。
新約聖書に基づき、イエス・キリスト(ジーザス・クライスト)が十字架にかけられるまでの最後の7日間を描いた作品です。一般的なミュージカルとは違い、この作品はいわゆる、言葉のセリフがほとんどありません。
ミュージカルというよりは、全編歌唱で行われる「オペラ」に近いジャンルになるかと思います。
しかも、それがロックで演奏されますので個人的には「ロック・オペラ」というイメージを持っています。
ステージには急な傾斜の荒野があるだけで、重いテーマですし、残虐なシーンも多い作品ですが、アップテンポでビートの効いた音楽とのミスマッチ感が強く印象に残ります。
不穏な空気感を助長させる、不安定な音にはぞくっとしたものが身体を走ります。
休憩時間なしの1幕構成の舞台ですが、見どころが沢山あるので、約1時間45分の上演時間はかなり濃密に感じられると思います。
この作品いはもう一つ、「ジャポネスクバージョン」もあります。こちらは真っ白な舞台に白い大八車。メイクも白塗りに歌舞伎の隈取のようなメイクで現代美術のような舞台です。
楽曲にも尺八や三味線、小鼓など和楽器が使われています。
「ジーザスクライストスーパースター」を2バージョンで見比べるのも楽しいですよ♪
8月・9月と連続して劇団四季の作品が大分にやってきます!
是非この機会をお見逃しなく(*^-^*)
♪今日の曲
ロンドン1996年キャスト版「「ジーザスクライストスーパースター~エルサレムバージョン~」より
「Super star」
次回の放送は、6月19日(水)10:10頃からです。
ぜひお楽しみに(^^♪
ステージナビゲーター★飯田裕美
©2024 Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.