『トランスフォーマー』シリーズの原点に戻る作品です。今回は『トイストーリー4』のジョシュ・クーリーが監督する3DCGアニメ作品なのです。
ロボット生命体トランスフォーマーが暮らすサイバトロン星の地下都市。変形する能力を持たないオプティマスプライムとメガトロンは、地下の採掘場で働く<労働ロボット>。陽気なオプティマスプライムと真面目なメガトロンのふたりは固い友情で結ばれ、いつかトランスフォーム(変形する能力)を持つヒーローになることを夢見ていた。ある日、エリートであるトランスフォーマーの競技を見てドジを踏んだふたりは、罰則として地下最低部の仕事に回され、陽気なバンブルビーとエリータ‐1と知り合い、謎のSOSメッセージを発見し、ともに侵入を禁止されている地下世界へ向かう。そこで尊敬するサイバトロン星リーダーの恐ろしい陰謀である、サイバトロン星のロボット全員が本来持っているトランスフォーマーの技が、エリートロボットと労働ロボットに仕分けされていることを知る。新たに授かった<変形能力>を使ってオプティマスプライムとメガトロンはリーダーに戦いを挑むが、真面目すぎる性格のメガトロンのリーダーへの憎しみが過ぎ、オプティマスプライムとメガトロンの正義感に少しずつ壁が出来ていく。バンブルビーとエリータ‐1の心配をよそにしてオプティマスプライムとメガトロンの対決がはじまるが・・・。
『トランスフォーマー』シリーズを代表するヒーローのオプティマスプライムと、史上最悪の宿敵メガトロンはかつては親友だった!!知られざる彼らの友情と、<サイバトロン星の戦い>で決別していく過程を描く『トランスフォーマー』シリーズの始まりの物語を、ジョシュ・クーリー監督は3DCGアニメでスピードのある演出で描いていきます。展開が早すぎて、見る観客に内容が少し分かりにくいのが残念な作品でした。
ぼくのチケット代は、1100円出してもいい作品でした。
星印は、2ッ半さしあげます。
“映画評論家ではない”衛藤賢史先生が「観客目線でこの映画をどう見たか?」をお話するコーナーです。
星:観客目線で「映画の質」を5点満点で評価
チケット代:観客目線で「エンターテインメント性、楽しめるか?」を評価(1,800円を基準に500円から3,000円)
【衛藤賢史プロフィール】
えとうけんし・1941年生まれ・杵築市出身
別府大学名誉教授
専門:芸術学(映像・演劇)映画史
好きな作家:司馬遼太郎/田中芳樹
趣味:読書/麻雀/スポーツ鑑賞/運動
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