本日のゲストは、長らく音楽業界で活躍なさっている大津敏博さん
お噂はかねがね、でしたが、
お会いしたのは初めてでした。
1曲めは、The Square のTruth。
この曲のヒットの火付け役は、実は大津さんだったというお話。
その前に、簡単に大津さんのプロフィールをご紹介しますね。
大分舞鶴高校を卒業後、進学のため上京。
当時は、風呂無し、電話無し、3万円に満たない家賃の吉祥寺のお
自己啓発本などを読むことが多かったといいます。
ある時、
「男の20代には、いろいろなものを決めなくてはいけませんよ」
雷にうたれたような衝撃を受け、すぐさま公衆電話へ。
公衆電話には電話帳がありますね。
よし!
片っ端からマスコミ関係に電話をかけまくりました。
番号は会社の代表番号です。
受付で門前払い、けんもほろろ、が続く中、
Fテレビだけが、面接にいらっしゃいと言ってくれて。
なんと、Fテレビでのアルバイトを手に入れたのでした。
人間、なんでも行動力ですね!
今では考えられませんが、いわゆる昭和のテレビ局。
大学生でも重要な仕事をふられたりすることも少なくなかったそう
(それは大津さんができる人だったからですよ!)
その後、大学を卒業し、CBSソニーに入社します。
レコード会社の中でもいちばん人気と言っても過言ではない、
とにかくめちゃくちゃ花形企業。
数百倍の競争率を勝ち抜いて、就職を決めた大津さんでした。
Fテレビのバイトだってすごいことだったんですよ!
アルバイトをしていたFテレビとは就職後も付き合いがあり、
スポーツ局の方と仲良しで、番組のテーマを探していた担当者、話
良い曲があるんですよ、と紹介したのが、The Square のTruth。
あとはご存知の通り、Fテレビのスポーツ番組に採用され、
お茶の間に浸透し、フュージョンの名曲となりました。
続いての曲は、米米CLUB、君がいるだけで
米米CLUBの石井竜也さんは
音楽はもとより、絵画や映像と、才能豊かな方で、
音楽の才能以外もソニーでケアしようよということになり、
がっつり一緒にお仕事をした大津さんです。
それからそれから、
われわれの共通の知人である、かの香織さん。
かのさんの担当だった大津さんの後輩が異動となり、
大津さんにやってもらえないかと打診があり、
実は大津さんも、かのさんのマネジメントをしたいと思っていたと
タイミングが合致したのでありました。
その頃、私もかのさんと知り合い、
かのさんの楽曲がFMラジオの、中でも独立局のヘビーローテーシ
洋楽がメインだったランキングに、素敵な風穴をあけた名曲となり
かの香織 青い地球はてのひら
そしてエンディングは、
やはり仕事をご一緒した玉置浩二 田園。
近頃は、フリーランスでフレキシブルに活動なさっている大津さん
音楽を世の中に出すのはたやすくなった時代です。
ショート動画などでバズることは少なくありません。
だけど、
バズったあと、この先、どうしたらいいかわからない人が多いとい
そういったアーティストの出口の部分の手伝うのがいまのお仕事。
これまでの経験や人脈がものを言います。
次々と新しい才能が芽吹きます。
だけど、
ひと様の前に出る責任感のようなものが少しずつ下がっていると感
お金をもらうエンターテインメントにはスポーツがありますが
少年野球、高校野球、大学、プロ…と
メンタルやフィジカルが育つ、鍛えられる段階があますが、
ぜんぶそこを飛び越しちゃう音楽も、少なくない。
もてるもの、培ってきたものをすべて注ぎ込み、若い、新しいアー
それが大津さんの今のお仕事。
まだまだ老け込んでいられませんよ!
(私のひとつ上ですが、なんつーか、お若いわ!)
大津敏博さん、ご出演ありがとうございました。
また次回も楽しいお話を聞かせてくださいね。
リスナーの皆さんも、私もですが、
今回とにかく面白がったのは、
アーティストやレコード会社ひっくるめて音楽業界が大好きなひで
再出演熱望!
それではまた来週
お相手はミチコでした。
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