「No Stage No Life!」ステージナビゲーター★飯田裕美です。
10 月 15 日の放送もお聴きくださり、ありがとうございました。
今回のテーマは 「ショーストップ」。
ミュージカルや演劇で、演技や歌があまりに素晴らしく、観客の拍手で舞台が一時停止してしまう…
そんな奇跡のような瞬間についてお話ししました。
私が初めて「これがショーストップだ」と感じたのは、大竹しのぶさん主演の『ピアフ』。
「愛の讃歌」・「水に流して」で劇場全体が震え、誰もが息を飲んだあの瞬間は今でも鮮明に覚えています。
照明が消えても声の余韻が天井に漂い、身体が動けなくなる。
あの静寂こそ、まさに“舞台と客席がひとつになる時間”でした。
今回は、ショーストップの裏にあるオーケストラや指揮者の存在、そして観客と舞台が呼吸を合わせてつくる「拍手のタイミング」についても触れました。
拍手ってマナーではなく、共鳴なんです!
ステージと客席が同じ呼吸をし、感情が重なった瞬間に生まれる拍手。
それこそが、舞台芸術の真髄だと思います。
そして由貴ちゃんが『ミュージカル・ある男』の配信を観てくれたとお聴きし、とても嬉しくなりました
同じ作品を通して感じた想いを共有できることが、私にとって何よりの喜びです。
「No Stage No Life!」がそんな“共鳴の場所”であり続けたいと改めて思いました。
◆今日の一曲
『ミュージカル・ベートーヴェン』より「運命はこの手で」
ウィーンミュージカルの巨匠クンツェ&リーヴァイによる最新作『ベートーヴェン』。
ベートーヴェンのピアノソナタ第 31 番(作品 110)の旋律をもとにした、美しく力強い一曲です。
歌:井上芳雄さん
次回放送は 11 月 5 日(水)10:10 ごろ~の予定です。
どうぞお楽しみに!
ステージナビゲーター★飯田裕美
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