賎川アナ:私は今、大分市豊海の「大山商事株式会社」にお邪魔しています。
今月も大山商事株式会社 総務部広報・企画の中島容子さんにお話しを伺います。
Q:今回はエコに関しての用語「ゼロ・エミッション」について、改めてお話しを伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
A:はい、よろしくお願いします。
Q:まず、この「ゼロ・エミッション」とはどういう意味ですか?
A:はい、「ゼロ・エミッション」とは、廃棄物として捨てられているものを有効活用することによって、廃棄物の発生量を減らし、燃やしたり、埋められたりすることを極限まで減らす取り組みのことをいいます。
最終的には、産業廃棄物の埋め立て処分の量、すなわち最終処分量をゼロにしようというのが目標です。
大山商事でも、この「ゼロ・エミッション」を掲げ、将来的には廃棄物ゼロを達成しようと努めています。
Q:なるほど!ではこの「ゼロ・エミッション」、大山商事さんでは、具体的に
どのような取り組みをしていらっしゃいますか?
A:はい、例えば、こちらに集められる「鉄くず」ですが、大山商事ではそれを
再利用するために加工して、100%リサイクルしています。
Q:100%リサイクル!徹底していますね!
そして、もう一つ、環境を考えた「5つのR」という言葉がありますよね?
この「5つのR」について教えていただけますか?
A:はい。『5つのR』ですが、
まず
・「リデュース」とは…ゴミを出さないようにして、ゴミを減らすこと、
・「リユース」とは…修理をして再利用すること、
・「リファイン」とは…ゴミの分別をすること、
・「リサイクル」とは…再資源化すること、
そして
・「リコンバート トゥエナジー」とは…これまでの4つのRでも再利用できないゴミを燃やす際に出る熱を利用するということ。
つまりエネルギーの再変換という意味です。
賎川アナ:『5つのR』~「リデュース」「リユース」「リファイン」「リサイクル」「リコンバートトゥエナジー」・・・これからのエコを考えたこのキーワード、 大変勉強になりました。
Q:また、このリサイクルの取り組みについて、工場見学でも教えているかと思います。具体的に、どんなお話をされるのでしょう?
工場見学に来た子供たちの反応は、いかがですか?
A:最初に、今なぜリサイクルが必要なのか?ということで、リサイクルの工程ビデオを見て頂き、展望台から工場内の見学をして頂きます。
そして、大山商事に運ばれてくる鉄くずの量、世界や日本の鉄鋼生産量・自動車リサイクル・リサイクル法・機械設備の話・放射線測定器の説明をします。
最後に、子どもたちからの質問に答えます。
普段見ることのない大きな重機や機械に驚いたり、興味をしめして、たくさん質問をしてくれます。
賎川アナ:大山商事株式会社 総務部広報・企画の 中島容子 さんでした。
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