今回は、大山商事株式会社 総務部広報・企画
一ノ宮保乃佳さんにお話を伺いしました。
村津アナ:早いもので、番組開始から4年が経ち、5年目のスタートとなりました。
今年度も大山商事がどういう事業をされている企業なのかをはじめ、たくさんの
エコに関するお話しをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
一ノ宮さん:はい、よろしくお願いします。
村津アナ:まずは、「大山商事」がおこなう“リサイクル”には、どのようなもの
があるのか教えてください。
一ノ宮さん:はい。
代表的な物として「鉄くずリサイクル」、「非鉄金属リサイクル」、「自動車
リサイクル」、「FRP船リサイクル」など、産業廃棄物を処分してリサイクルするのが主な業務内容です。
村津アナ:なるほど。。。
それでは、たとえば古くなった「自動車」のリサイクルですが、その解体処理は、具体的にどのような工程で行われますか?
一ノ宮さん:はい。
まず、大山商事では、1日平均200台の自動車処理を行っています。
使用済み自動車の解体処理ですが、最初に、解体の事前処理工場でオイルや
フロンガスの抜き取りを行います。また、その際に、エアバッグの処理も行います。
その後、自動車解体場へ持っていき、エンジンや足回りの鉄を外し、シュ
レッダーにかけます。そのシュレッダーで「鉄」と、鉄以外の「アルミ」などの
選別をします。
また、処理をする際に発生した「スポンジ」などは、専門の処理工場に運んで
再利用します。
村津アナ:処理が済んだ「鉄」や「アルミ」などは、その後、どうするのですか?
一ノ宮さん:船やトラックで国内外へ運搬し、利用されています。
村津アナ:「ゴミを出さずに、再利用する」・・・徹底していますね。
それでは、「農機具」のリサイクルはどのようにおこなうのですか?
一ノ宮さん:トラクターや耕運機など、ディーゼルエンジンを搭載した物は、
海外でそのまま利用されることが多いのですが、それ以外の物は、自動車と同様の処理をします。
村津アナ:「医療機器」はどうするのですか?
一ノ宮さん:そのままの状態で中国などに輸出し、現地で分解・処理をしています。
村津アナ:それでは、漁船やモーターボートなど、繊維強化プラスチックで作られた「FRP船」はどのようにリサイクルされるんでしょうか?
一ノ宮さん:はい。
FRP船は解体した後、破砕・選別をして、高熱を加え、再利用できるように
処理を行います。
また、オイルや油は、再び燃料として使えるように処理をします。
村津アナ:なるほど。。。よくわかりました。一ノ宮さん、今日はありがとうございました!
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