「No Stage No Life!」ステージナビゲーター★飯田裕美です。
8月30日の放送もお聴きくださり、ありがとうございました(^^♪
本日は、私が先日鑑賞してまいりました「ムーランルージュ・ザミュージカル!」の話題を中心にお届けしました。
この作品は、「ジュークボックスミュージカル」というジャンルの代表格だと思います。
70曲以上のヒット曲ばかりを使った贅沢な構成です。
テーマ曲となっている「Your love」のように1曲丸々使う曲もあれば、数曲のサビだけでアレンジした贅沢なナンバーもあり、音楽だけでも十分に楽しめる作品です。
会場は帝国劇場でした。1911年に出来た歴史ある劇場なので、帝国劇場独特の雰囲気があるのですが今回は、エントランスから「ムーランルージュ」の世界観爆裂でした。
簡単に言っちゃうと「赤」の世界です。客席に入ると、その「赤」の世界はより一層色濃くなります。ナイトクラブ・ムーランルージュにいるような錯覚に陥ってしまうんですが、照明が回っていたり、スローに色が変化したり、下手(しもて)には大がかりな風車がネオンライトを放ちながらゆっくりと回り、上手(かみて)には大きな像のモニュメントがあったりして、じわじわ~と会場のうごめきみたいなものを感じるんです。
開演の10分前くらいから、舞台に俳優さんたちが出てきて、スローモーションな動きでアクティングをはじめます。徐々に徐々に会場をムーランルージュの世界に飲み込んでいくような感じが、今までに味わったことのない演出でとっても好きでした。
ズンッとくる低音でショーが始まるんですが、この低音がムーランルージュ全編を通して、結構重要なカギだったように感じました。体に響く音に異次元な空間を感じました。
舞台セット・衣装・小道具・照明とすべてに強い拘りを感じ、それぞれのプロ意識の高さを憶える素晴らしい舞台でした
明日(31日)の大千秋楽を待たずに、先日26日のカーテンコールで再演発表があったのですが、その際はWキャストの面々を含め、アンサンブル・スゥイングのメンバー総勢41名が板の上に立ち声高らかに発表という異例の発表方法でした。
プログラムもHPもそうでしたが、アンサンブル・スゥイングのキャスト全員の写真付きプロフィールが「あいうえお順」で掲載されているというのもかなり珍しいパターンだと思います。
ムーランルージュカンパニーのチーム力をアチコチから受けることができました。
こういうスタイルが定着すると嬉しいなぁと思います。
お届けした曲
「ムーランルージュ・ザ・ミュージカル」より、
「Welcome To The Moulin Rouge」(ブロードウェイオリジナルバージョン)
次回の放送は、9月20日(水)10時10分頃です。
ぜひお楽しみに(*^-^*)
ムーランルージュの「赤の世界」にまだまだ浸っていたくて選んだワンピースです。
ステージナビゲーター★飯田裕美
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