「No Stage No Life!」ステージナビゲーター★飯田裕美です。
4 月9日の放送もお聴きくださり、ありがとうございました(^^♪
今回は、皆さまからいただきました【4つの質問】にお応えしました♪
Q1;ミュージカルとオペラの違いは?
大まかな分け方ではありますが“オペラ”は、ほぼすべてが歌で進行するクラシックな形式で、声楽の技術が非常に重要です。マイクを使うことは基本的にはありません。
“ミュージカル”は、歌だけでなくセリフやダンスも交えて物語が進行する、より現代的で幅広い音楽スタイルを取り入れたエンターテイメントです。
Q2;世界で最も有名なミュージカルは?
世界4大ミュージカルと言われている作品があります。
「オペラ座の怪人」・「キャッツ」・「レ・ミゼラブル」・「ミス・サイゴン」の4作品です。
日本でも再演を繰り返している人気が高い作品ばかりです。
Q3;ミュージカルの代表的な作曲家は?
待ちに待った質問に喜びが溢れました。絞り切れずに6名の作曲家をご紹介。
◎スティーブン・ソンドハイムさん:代表作♪『スウィーニー・トッド』『イントゥ・ザ・ウッズ』知的で複雑な旋律、心理描写の深さが魅力です。
◎リチャード・ロジャースさん:代表作♪『回転木馬』『王様と私』『サウンド・オブ・ミュージック』エミー・グラミー・オスカー・トニー賞を全制覇された方です!
特徴は、ドレミの歌やエーデルワイスに代表されるように、クラシックの品格がありつつもポップの親しみやすさもあり、難しすぎず美しくて歌いやすい旋律が多いことです。
1980 年代からは、ミュージカル界が一気にグローバル化していきます。
◎アンドリュー・ロイド=ウェバーさん:代表作♪『オペラ座の怪人』『キャッツ』『ジーザス・クラ イスト・スーパースター』 耳に残るメロディラインが最大の魅力で、
ドラマチックなナンバーが多いです。彼の名前は知らなくても、作曲した曲を聴いたことがない方はいらっしゃらないのではないかと思います。
現代ミュージカルの顔とも言える作曲家です。
◎クロード=ミシェル・シェーンベルクさん:代表作♪『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』叙情的で魂の叫びを感じる強い社会性をテーマにする作品が多いです。
◎アラン・メンケンさん:代表作♪『美女と野獣』『アラジン』『ノートルダムの鐘』と、ディズニーミュージカルは皆さんご存じの曲ばかりだと思います。
メロディーが耳に残るだけではなく、心にスッと入ってくる温かさを感じます。
◎フランク・ワイルドホーン:代表作♪『ジキルとハイド』『スカーレット・ピンパーネル』 『モンテクリスト伯』です。
一度聴いたら忘れられない旋律。心の叫びを音楽にしている感じで、感情の極限値の表現となる高音でのロングトーンや転調の多さが際立ちます。
Q4;劇場ではどんなマナーがあるの?
一番多く聴かれる質問かもしれません。
劇場でのマナー。もちろんいくつもあるにはありますが、大切なことは「みんなで心地よく舞台を鑑賞する」という気持ちを持つことだと思います。
“舞台の最後のピースは観客である”とよく言われます。
私たち観客も鑑賞するその日は、舞台に携わっているんですよね。だからこそ、人さまの迷惑になる行動はとらないように互いに配慮するということが重要なポイントだと思います。
ドレスコードも基本的にはどの劇場の設けておりません。
しかし、舞台でせっかく非日常の時間に誘われますから、劇場に合わせて少しドレスアップをしたり、作品のテーマカラーや衣装などのイメージを真似てみたりして、楽しみを拡げることを個人的にはお勧めします!
久しぶりに皆さまからのご質問にお応えいたしました(^^♪
コーナーにご参加くださる方がいらっしゃってすごくすごく嬉しいです。
これからも皆さまに楽しくお聴きいただけるよう、努めてまいります!
↓先日お伺いした、「帝国劇場展〜THE WORLD OF IMPERIAL THEATRE〜」の様子です。
コンセプトのしっかりとした展示会でした♪
一期一会の場を与えてくれた帝劇に感謝ですね(*^-^*)
♪今日の曲
“スカーレット・ピンパーネル“から「炎のなかへ」
歌:石丸幹二さん
ご紹介しました、フランク・ワイルドホーンさん作曲。
「仲間」「信念」「使命」に燃える誓いの歌です。
劇場では思わず一緒に拳を握るほど 高揚するナンバーです。壮大なる応援歌!(^^)!
次回の放送は、5月7日(水)10時10分頃からです。
ぜひお楽しみに(^^♪
ステージナビゲーター★飯田裕美
©2025 Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.