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7 月 16 日 ON AIR!

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   2025/07/17

NO STAGE NO LIFE!

「No Stage No Life!」ステージナビゲーター★飯田裕美です。

7 月 16 日の放送もお聴きくださり、ありがとうございました(^^♪


今回は、今回は、先日博多座で大千穐楽を迎えたミュージカル『二都物語』についてお届けしました。

7 月 13 日の大千穐楽はライブ配信も実施され、そのアーカイブ配信が 7 月 20 日深夜まで

視聴可能ということで、観られる方にとっては貴重なチャンスです。


◆12 年ぶりの再演!ストーリーのおさらい

舞台は 18 世紀、フランス革命前夜のロンドンとパリ。

ロンドンで暮らすルーシーは、旅の途中で出会ったフランスの亡命貴族ダーニーと恋に落ち、結婚します。

しかし、彼を想い続けるもう一人の男、酒に溺れた弁護士・シドニー・カートンの存在が…。

やがて、ダーニーは旧友を救うためフランスへ戻り、革命の波に巻き込まれて投獄。

彼を救うためにカートンが選んだ“ある決断”とは…。

「誰かのために生きることの尊さ」を描いた、胸に迫る作品です。


写真1

博多座入口



◆豪華すぎるキャストに感動!
今回の再演では、主要キャストの多くが初演と同じ顔ぶれというのも大きな話題に。

シドニー・カートン:井上芳雄さん

チャールズ・ダーニー:浦井健治さん

ルーシー・マネット:潤花さん

さらに脇を固めるのは、未来優希さん、岡幸二郎さん、福井貴一さん、宮川浩さん、橋本さとしさん、福井晶一さんなど、まさにミュージカル界のスターたち。

映像作品でも活躍されている方が多いので、ドラマや映画で見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。


◆作品の見どころ
見どころはなんといっても、シドニー・カートンの心の変化。

報われない愛を抱きながらも、ルーシーとその家族の幸せを願い、自分の命をかけて守ろうとする姿に深く胸を打たれます。

特に印象的だったのが、ルーシーの娘が「シドニー・カートンは自分のためには祈らないと思うから」と言って、彼のために神様に手を合わせるシーン。思わず涙があふれました。

また、赤と青の色彩で描き分けられた「イギリスとフランス」「貴族と民衆」など、二つの世界を象徴的に描く舞台美術も見事です。


◆再演ならではの進化も!

今回の再演では、楽曲が 2 曲追加されただけでなく、演出面にも変化がありました。

中でも象徴的だったのが、ルーシーからプレゼントされたカートンの「青いスカーフ」。初演では途中で外していたものが、今回は最後まで身につけたまま。

この小さな変更が、彼の決意と存在感をより印象深くしています。

主演の井上芳雄さんは、再演にあたり「ダーニーにもソロ曲を入れてほしい」「できる限り同じキャストで再演したい」と希望を出されたそうです。

特にダーニー役には浦井健治さんを熱望し、浦井さんはその申し出に感激して涙されたそうです。


写真2

観劇スタイルは、その作品をオマージュするのが MY ルール♡

今回は、シドニー・カートンの青いスカーフにインスパイアされたお洋服で!


◆今もっとも注目の俳優・浦井健治さん

浦井健治さんは、2000 年に『仮面ライダークウガ』で俳優デビュー。

『王家の紋章』『キングアーサー』など数々の話題作に出演し、昨年は 4 本のミュージカルに出演。

今年も『天保十二年のシェイクスピア』『鬼滅の刃』『ある男』『デスノート』と大忙しです。

シリアスからコミカルまで自在に演じ分ける実力の持ち主でありながら、天然な一面もあるというギャップが魅力。共演者からも愛される存在です。

個人的におススメは、鶴瓶師匠の「スジナシ」に井上芳雄さんの代理で急遽登場した回。

大笑い間違いなし!浦井健治さんの魅力がギューーーーッと凝縮されています。

機会がございましたら是非ご覧ください。


♪今日の一曲

フランク・ワイルドホーン作曲:ミュージカル『二都物語』より

「いまは子どものままで」

歌♪浦井健治さん

シドニー・カートンが最期の決断を下す場面で歌われる、心揺さぶる一曲です。


次回の放送は、8 月 6 日(水)10 時 10 分ごろからお届けします。

どうぞお楽しみに


ステージナビゲーター★飯田裕美

写真3

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