「No Stage No Life!」ステージナビゲーター★飯田裕美です。
10月1日の放送もお聴きくださり、ありがとうございました(^^♪
今回の放送では、ただいま全国で開催中の 「韓国ミュージカルON SCREEN」 を特集しました✨
韓国ミュージカルは1960年代から進化を続け、2000年代に一気に花開きました。今年はトニー賞をアジア作品として初受賞するなど、その勢いはますます加速しています。
今回の上映作品は、日本でも人気の高い5作品――
『エリザベート』『ファントム』『マリー・アントワネット』『笑う男』『モーツァルト!』。
いずれもグランドミュージカルと呼ばれる大作で、特別映像付きの上映も予定されています。
私はその中から『ファントム』を鑑賞しました。主演はSUPER JUNIORのキュヒョンさん。歌声と存在感に圧倒され、クリスティーヌ役のイム・ソンへさんの透明感あふれる歌声も素晴らしく、舞台の華やかさと繊細さの両面を堪能できました。
映像上映ならではの魅力も発見!舞台ではオペラグラスで追ってしまう場面も、配信では演出サイドが見せたい部分を的確に映してくれるので、作品の全体像を掴みやすいのです。客席からは絶対に見られないアングルも多く、改めて「映像ならではの没入感」があると実感しました。
また、よく比較される『オペラ座の怪人』(アンドリュー・ロイド=ウェバー版)と『ファントム』(モーリー・イェストン版)の違いにも触れました。
「オペラ座の怪人」がクリスティーヌとの「愛と悲劇」を軸にしているのに対し、「ファントム」は「怪人が
なぜ地下に生きることになったのか、その生い立ちと心の傷」に焦点を当てています。
同じ原作小説から生まれた2作品ですが、それぞれ焦点の置き方が異なり、まったく違う物語として楽しめるのもミュージカルの奥深さです。
◆今日の一曲
『ファントム』より「母は僕を産んだ」
重厚で感情のこもった歌声、ぜひラストまで聴いていただきたい一曲です。
歌:城田優さん
次回放送は10月15日(水)10:10ごろ から。どうぞお楽しみに
ステージナビゲーター★飯田裕美

©2025 Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.