「No Stage No Life!」ステージナビゲーター★飯田裕美です。
11月19日の放送もお聴きくださり、ありがとうございました。
今朝、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
東京・TBS赤坂ACTシアターで上演中の『ハリー・ポッターと呪いの子』が、2026年12月27日に千穐楽を迎えることが決定。
日本初演から約4年半、圧倒的な舞台美術・魔法演出・キャストの熱演で観客を魅了し続けてきた作品が、ついに幕を下ろします。
世界的ロングラン作品の日本版としては異例のスケールで、観劇文化に大きな一石を投じた作品。
この“終わりの知らせ”に、朝からSNSはざわつき、私自身も胸がぎゅっとなるものがありました。
その余韻がまだ完全に残っていて、今回はいつも以上にカミカミの回になってしまいました。お聴き苦しく申し訳ございませんでしたm(__)m


さて、今回のNo Stage No Life! では、私が実際に参加した
韓国発ショーケース「K-Musical Roadshow in Tokyo」についてご紹介しました。

■ 韓国ミュージカルが世界へ羽ばたく現場へ
今回のショーケースは、韓国ミュージカルを世界市場へ届けるための“プレゼン舞台”。
韓国で選抜された5作品が、20分ずつダイジェストで魅力を披露しました。
脚本段階から多言語展開を前提に作りこみ、完成前の作品を観客に当てて反応を得ながらブラッシュアップしていく“ショーケース文化”。
そこに国家レベルの強力な支援が組み合わさり、作品力そのものを底上げしていることを改めて実感しました。
“作品を世界に売り込む”という視点が、舞台づくりのダイナミズムに直結しています。
■ 言語を越えて伝わる舞台の力
ステージは韓国語のみ・字幕なし。
入場時に渡された日本語版ハイライト台本は読む時間がありませんでしたが、キャストの方々の表情・歌声・呼吸・身体表現に圧倒されました。
20分という限られた時間でも、そこに“物語の気配”と“登場人物の鼓動”を立ち上げられることに感動!
言葉がわからなくても、感情の流れが伝わり、舞台芸術がいかに“生きた表現”であるかを強く感じました。
■ 世界を行き来する作品たち
韓国発の『フランケンシュタイン』『ベートーヴェン』『マリー・キュリー』は日本でも人気が高まり、日本から世界へ羽ばたく作品も増えています。
作品同士が行き来し、互いに刺激し合って進化していく…
舞台芸術は、国境を越え、文化を越え、“心”でつながっていくのだと実感しました。

■ 今日の一曲
本日は、韓国ミュージカルの代表作『フランケンシュタイン』より
「君の夢の中で(In Your Dreams)」
歌:Kai(カイ)さん
Kaiさんは、圧倒的な歌声で韓国ミュージカル界を牽引する俳優さんです。
次回の放送は12月10日(水)10:10ごろ〜 の予定です。
どうぞお楽しみに!
ステージナビゲーター★飯田裕美

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