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【邦楽アンサンブル銀河】 箏と尺八の調べをお楽しみください

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   2019/02/22

だいぎんサタデイコンサート

邦楽アンサンブル銀河のみなさんには毎年この時期に箏と尺八のアンサンブルをご披露いただいています。箏を演奏する着物姿の女性と礼服姿で尺八を演奏する男性の姿も毎年恒例のものとなりました。さて、今回のコンサートでは三代朱山さんが尺八を担当されました。三代さんが大分県協会の副会長を務められている都山流のホームページによりますと、尺八が日本に伝来したのは奈良時代。唐(中国)から雅楽の楽器として持ち込まれたそうです。その後少しずつ形を変えながら、江戸時代に幕府から公認を受けた禅宗の一派である普化宗の虚無僧が、法器として持っていた普化尺八が現在の尺八の元になっているのだとか。ちなみにその頃は尺八を一般の人に教えることや箏など他の楽器と一緒に演奏することも禁じられていましたが、これも建前で実際にはかなり行われていたようです。江戸時代当時の統制が厳しいものであったら今回のような箏と尺八の共演も生まれなかったかもしれませんね。

【邦楽アンサンブル銀河】 箏と尺八の調べをお楽しみください
放送日 (2019/2/23,3/2)
出演者 菊芙路洋子(きくふじ・ようこ / 箏)
三代朱山(みしろ・しゅざん / 尺八)
【共演 / 箏】
菊芙美和代(きくふみ・かずよ)
菊芙沙啓子(きくふさ・けいこ)
菊芙栄なお美(きくふえ・なおみ)
足立 南(あだち・みなみ)
写真 【邦楽アンサンブル銀河】 箏と尺八の調べをお楽しみください
プロフィール 邦楽アンサンブル“銀河”は、大分銀行ウェンズデイコンサート出演をきっかけに平成9年、野仲矢山(のなか・しざん)さんの主宰で結成されました。毎年、ウェンズデイコンサートでは日本古来の曲から現代曲まで幅広いジャンルの曲を演奏していらっしゃいます。
箏の菊芙路洋子さんは公益財団法人 当道(とうどう)音楽会大分県支部長、大分県三曲協会理事で、臼杵高校筝曲部の講師を長年務めていらっしゃいます。大分県内の小中学校で邦楽指導や、海外留学生との交流活動を行っているほかアメリカ、オランダ、ニュージーランドなど海外でも公演を行っています。
尺八の三代朱山(みしろ・しゅざん)さんは大分県 三曲協会副会長、都山流尺八楽会大分県支部長を務められ、都山流尺八楽会本曲コンクールではたびたび全国大会に出場されています。
演奏曲目 (2月23日)
雪が降る
作曲:サルバトーレ・アダモ
早春賦
作曲:中田 章
(3月2日)
越後獅子
作曲:峰崎 匂当
龍星群
作曲:橋本みぎわ

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