日本を代表する作曲家、山田耕筰。山田耕筰といえば、「赤とんぼ」や「待ちぼうけ」など童謡でよく知られていますが、オーケストラの曲も多く残しています。しかし、弦楽四重奏の曲は3曲しか作っていません。いずれも、作曲されたのは山田耕筰が20代前半の時。ドイツに留学する前に手がけたものですが、完成しているのは、今回演奏された第2番だけなんです。ほとんど聴く機会のない曲であるとともに、明治時代の日本がどのように西洋音楽を取り入れようとしていたかを知る貴重な曲であると言われています。10月18日にオンエアしますのでどうぞお楽しみに!
試聴は三大アヴェマリアのひとつカッチーニのアヴェマリアです。カッチーニは今から400年以上前の作曲家ですが、アヴェマリアは実際にはカッチーニの作曲ではなく、旧ソ連の作曲家ウラディミール・ヴァヴィロフによって45年ほど前に書かれたものではないかという説が有力です。
【MYカルテット】 山田耕筰の貴重な楽曲が演奏されました | |
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放送日 | 2014/10/18,10/25 |
出演者 | MYカルテット |
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プロフィール | メンバーは、ヴァイオリンが「田中唱(たなか・しょう)」さんと「丸尾和子(まるお・かずこ)」さん、ヴィオラ「中村恵子(なかむら・けいこ)」さん、チェロ「白沢史子(しらさわ・ふみこ)」さんの4人です。学校や幼稚園、病院などへの訪問演奏を行っているほか、自主公演では、それぞれが日本のトッププレーヤー達と共演。また大分で行われた2003年の全国緑化フェア、翌年の献血運動推進 全国大会では皇太子殿下や秋篠宮ご夫妻の御前で演奏されました。この番組は2度目のご出演です。 |
演奏曲目 | (10月18日) カッチーニ/アヴェ・マリア 山田耕筰/弦楽四重奏曲 第2番 ト長調からアレグロ (10月25日) もみじ ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第4番 第1楽章 |
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