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【田中 唱・藤本 史子】 1800年代のヴァイオリンの名曲をお楽しみください

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   2015/06/04

だいぎんサタデイコンサート

最近、海外のアーティストを中心にコンサートチケットの価格高騰が話題になっています。例えば4月に来日したポール・マッカートニーさんのコンサート。SS席は10万円でした。そこまでいかなくても、入場料1万円以上となっているアーティストのコンサートはたくさんあります。チケット高騰の理由は、CDが売れなくなりコンサート収入に頼る部分が大きくなっていること、音楽フェスティバル増加による出演ギャラの高騰、豪華な演出による舞台装置の経費・・・と様々なようです。今回の放送でご紹介するフリッツ・クライスラーは、“超有名”高額チケット海外アーティストの第1号かもしれません。と言っても90年ほど前の話ですが・・・。世界的なヴァイオリニストでもあったクライスラーは、1923年に来日して東京の帝国劇場でコンサートを行っています。チケットの料金は15円。今のお金の価値だと5万5000円ぐらいだだったそうです。
 
試聴は、セザール・フランク作曲のヴァイオリンソナタ イ短調から第4楽章です。

【田中 唱・藤本 史子】 1800年代のヴァイオリンの名曲をお楽しみください
放送日 2015/6/6,6/13
出演者 田中 唱(たなか・しょう/ヴァイオリン)
藤本 史子(ふじもと・ふみこ/ピアノ)
写真 【田中 唱・藤本 史子】 1800年代のヴァイオリンの名曲をお楽しみください
プロフィール ヴァイオリンの田中 唱(たなか・しょう)さんは、熊本大学工学部を卒業。故・猪本 乙矢(いのもと・おとや)さん、江頭 祥輔(えがしら・しょうすけ)さん、荒田 和豊(あらた・かずとよ)さんに師事されました。現在、九州内でフリーランサーとしてプロオーケストラのエキストラ、室内楽、ソロで活動する傍ら、地元オーケストラの指導、チャリティーコンサートなどにも出演していらっしゃいます。
ピアノ伴奏の藤本 史子(ふじもと・ふみこ)さんは、国立音楽大学 ピアノ科を卒業。2008年 国際ピアノ伴奏コンクールで優勝、2009年 日本歌曲 伴奏コンクールでも
優勝されました。最近では日本フィルコンサートマスター木野 雅之(きの・まさゆき)さん、九州交響楽団 首席コントラバス奏者 深澤功(ふかざわ・いさお)さんの伴奏を務めるなど東京、九州を中心に国内外の様々な器楽奏者や声楽家と共演していらっしゃいます。
演奏曲目 (6月6日)
愛の喜び
作曲:フリッツ・クライスラー
無伴奏ヴァイオリンソナタ 第4番 ホ短調から 第1楽章
作曲::ウジェーヌ・イザイ
(6月13日)
美しきロスマリン
作曲:フリッツ・クライスラー
ヴァイオリンソナタ イ短調から第1楽章
作曲:セザール・フランク

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