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【後藤 秀樹】 バロック時代の名曲をお届けします

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   2015/07/01

バロックと言えば「バッハ」を思い浮かべる方も多いと思います。バッハは「音楽の父」とも言われたりしますよね。「音楽の母」とも呼ばれるのがヘンデルですが、ヘンデルのことを「音楽の母」と呼ぶのは日本ぐらいなんだそうです。バッハもヘンデルも、生まれは1685年。この時代の二大作曲家といって言い2人ですが、人生は かなり対照的でした。バッハは、人生の大半を宮廷や教会で過ごし、伝統的な音楽のスタイルを大切にして曲を作りました。一方でハイドンは、ヨーロッパ中を飛び回り、当時新しかった劇のための音楽も積極的に作曲していきました。ヘンデルは生涯独身、一方 バッハは20人の子どもがいました。そして、2人が直接顔を合わせることはなかったそうです。バッハも、ヘンデルも お互いの存在は知っていたようですし、バッハはヘンデルに会いたがっていましたが、すれ違いがあったり、ヘンデルが断ったりと とうとう実現しませんでした。この2人が、もし出会っていたら音楽の歴史に何か変化があったかもしれませんね。
試聴はマルティーニ作曲の「愛の喜び」です。元々は歌曲でした。ハッピーなタイトルですが、歌詞の内容は“愛の喜び”は長続きしない・・・というものなんです。エルヴィス・プレスリーの「好きにならずにいられない」の原曲としても有名です。

【後藤 秀樹】 バロック時代の名曲をお届けします
放送日 2015/7/4,7/11
出演者 後藤 秀樹(ごとう・ひでき / ピアノ)
写真 【後藤 秀樹】 バロック時代の名曲をお届けします
プロフィール 後藤さんは4歳からピアノを始められました。ピアノを伊藤律子(いとう・りつこ)さん、田中星治(たなか・せいじ)さんに、室内楽を良永季美枝(よしなが・きみえ)さんに師事。大分県立芸術文化短期大学卒業、および専攻科を修了されました。第4回別府アルゲリッチ音楽祭 県出身若手演奏家コンサートに出演。ピアノソロのほか、伴奏やピアノトリオ、デュオ、ヴォーカルアンサンブルのピアニストなど室内楽でも活躍していらっしゃいます。去年6月にはビーコンプラザでの別府市民交響楽団 第21回定期演奏会でグリーグのピアノ協奏曲を共演し、大好評を博しました。
演奏曲目 (7月4日)
サラバンドと変奏
作曲:ヘンデル
ラルゴ
作曲:ヘンデル
メヌエット(BWV 114 / BWV 116)
作曲:J.S.バッハ
(7月11日)
組曲第6番
作曲:ブクステフーデ
ソナタ
作曲:ヘンデル

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