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2017/11/15
今回のコンサートでは、オーストリアのヴァイオリニストであり作曲家でもあるフリッツ・クライスラーの代表曲中の代表曲「愛の喜び」「愛の哀しみ」「美しきロスマリン」の3曲が演奏されました。放送では「愛の哀しみ」以外の2曲をお届けします。クライスラーはヴァイオリニストとして世界中に名を馳せた一方、第一次世界大戦当時はオーストリア陸軍中尉として東部戦線に出征しています。そこで重傷を負ったため除隊して音楽の世界に戻るのですが、演奏家、作曲家としてはかなり異例の経歴です。そして第一次世界大戦が終了したのちの大正12年、クライスラーは一度だけ日本で演奏会を行いました。5月1日から5日まで5日間にわたって帝国劇場で行われたコンサートの特等席の料金は15円。当時の大卒初任給の平均が50円、帝国ホテルの1人部屋の1泊宿泊料金が8円だったということですから、日本でもどれだけ人気のあったヴァイオリニストかがうかがえます。
試聴はモーツァルト作曲のディベルティメント第3番から第1楽章です
【Myカルテット】 今回も多彩な楽曲で楽しませてくれました | |
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放送日 | (2017/11/18,11/25) |
出演者 | 田中 唱(たなか・しょう / 第1ヴァイオリン) 丸尾 和子(まるお・かずこ / 第2ヴァイオリン) 柳井 かんな(やない・かんな / ヴィオラ) 白沢 史子(しらさわ・ふみこ / チェロ) |
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プロフィール | ジャンルを超えた幅広いレパートリーをお持ちで、学校や幼稚園、病院などで訪問演奏を行っていらっしゃいます。一方でメンバーそれぞれが、室内楽やオーケストラで研鑽を重ね、自主公演では日本のトッププレーヤー達と共演。また大分で行われた1996年のヤングコアフェスタでは常陸宮殿下の御前でピアニストと共演。2003年の全国緑化フェア、翌年の献血運動推進 全国大会では皇太子殿下、秋篠宮ご夫妻の御前で演奏されました。 ウエンズデイコンサートには始まった当初から25年以上 出演されていています。 |
演奏曲目 | (11月18日) 愛の喜び 作曲:クライスラー 坂本九メドレー 【明日があるさ・見上げてごらん夜の星を・上を向いて歩こう】 (11月25日) 美しきロスマリン 作曲:クライスラー ディベルティメント第3番 第2楽章 作曲:モーツァルト |
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