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【山下優輝・井手沙耶花】 年に一度の芸短生によるステージです

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   2017/12/13

だいぎんサタデイコンサート

12月30日の放送では日本を代表する現代音楽作曲家、武満徹作曲の「めぐり逢い」をお送りします。武満徹は去年没後20年を迎えました。その世界的評価はなお年々高くなっていて「世界のタケミツ」とも呼ばれています。テレビ、ラジオ、映画、舞台などの様々な音楽シーンで活躍し、和楽器とオーケストラを融合させた曲を数々発表して世界的に高い評価を得ました。琴・尺八とオーケストラのための曲「ノヴェンバー・ステップス」を音楽の授業で聴いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな武満徹は湾岸戦争の折、報道番組の音楽の使われ方に危機感を持っていたようで「報道番組は音楽を使うべきではない」というスタンスを取っていたそうです。それだけ音楽は映像の印象を左右するということなんでしょうね。放送に関わる身として考えさせられる言葉です。

試聴はプーランク作曲のクラリネットとピアノのためのソナタから第3楽章です。

【山下優輝・井手沙耶花】 年に一度の芸短生によるステージです
放送日 (2017/12/16,12/23,12/30)
出演者 山下 優輝(やました・ゆうき / クラリネット)
井手 沙耶花(いで・さやか / ピアノ)
写真 【山下優輝・井手沙耶花】 年に一度の芸短生によるステージです
プロフィール クラリネットの山下さんは福岡県のご出身です。高校卒業後、一般企業に就職しましたが、7年間勤務した後に、一念発起して脱サラ。大分県立芸術文化短期大学に進学し、首席で卒業されました。2013年にはソリストとして九州交響楽団と共演。コンクールでは第6回 秋吉台音楽コンクール室内楽部門入選、第55回北九州芸術祭クラシックコンサート大賞などの成績をおさめられています。現在、大分県立芸術文化短期大学 専攻科に在学中です。
ピアノ伴奏の井手さんは別府市出身です。フェリス女学院大学、大学院修士課程を首席修了後、スイスのルガーノ音楽院で大学院修了。修了演奏は満点で卒業されています。国内外のコンクールで輝かしい成績をおさめられ、数々のプロオーケストラと共演。一昨年までスイスルガーノ音楽院大学で伴奏ピアニスト、ピアノ講師をつとめられ、現在は大分県立芸術文化短期大学 音楽科ピアノ演奏員として、またイタリア語講師、ソロ、室内楽奏者としても活動中です。
演奏曲目 (12月16日)
赤とんぼ
作曲:山田耕筰
コンクールのための独奏曲
作曲:メサジェ
(12月23日)
クラリネットとピアノおためのソナタより第1・第2楽章
作曲:プーランク
(12月30日)
めぐり逢い
作曲:武満徹
前奏曲集第一集より第二番「帆」(ピアノ独奏)
作曲:ドビュッシー

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