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映像研には手を出すな!

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   2020/09/30

衛藤賢史のシネマ教室

大童澄瞳の人気コミックの実写版作品で、『乃木坂46』の齋藤飛鳥・山下美月・梅澤美波が主演するシュールな青春コメディ映画です。

舞台になるのは100以上のクラブ活動が林立する[芝浜高校]。人前に出ると何も喋れない人見知りだが監督としての才能のすぐれた浅草みどり(齋藤飛鳥)、両親とも有名でカリスマ読者モデルなのに実はアニメーター志望の水崎ツバメ(山下美月9、木が強くリーダー的素質十分でプロデューサーとしてクラブを牽引する金儲け大好きな金森さやか(梅澤美波)の3人によって新たに結成された「映像研究同好会」は、開始早々全校のクラブ活動を監視する権力絶大の[生徒会]に警戒される羽目になる。何しろ100以上のクラブもある芝浜高校に得体の知れないクラブの解体統合を計画する[生徒会]にとって[映像研]は邪魔な存在であったのだ。あらゆる手を使って[映像研]を抹殺しようとするが、3人娘はへっちゃらで、アニメーション作品を制作しはじめる。各クラブの最大の目標は芝浜高校恒例の文化祭での発表だった。[映像研]はロボット・アニメの制作をはじめ[ロボット研究会]と手を組む。[生徒会]が目論む統合に違反して[ロボ研]と勝手に手を組む[映像研]に絶大な権力を無視された[生徒会]は怒りカンカン状態、おまけに罰として[音響研究会]を解体し部屋を没収する係をさせられた、みどり・ツバメは[音響研]の膨大な音響データに感動し同志としてひっぱり込んでしまう始末。予算も何もない[映像研]だがカリスマ・プロデューサーのさやかの金儲け活動で[生徒会]の手をわずわらせずロボット・アニメの制作は進んで文化祭発表に手の届くまでいくのだが…。

性格も言動もてんでバラバラだが超個性的な、みどり・ツバメ・さやかの文化祭までのロボット・アニメ制作過程のてんやわんやの大騒動をシュールなタッチの映像を駆使して描くこの青春コメディは、原作のコミック・ファンにとって楽しい内容となっていたと思う。ただ一般の映画好きが、どう受け取るかは微妙な作品となっているのだ。みどりを演じる齋藤飛鳥のブッ飛びキャラは、ぼくは楽しく見ました!

ぼくのチケット代は、1900円出したい作品でした。

星印は、3ッさしあげます。

5点満点中3点 1900円

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