「バイオハザード」シリーズの監督・主演が、同じカプコンの超人気ゲームである「モンスターハンター」を新シリーズとして映画化した第1作目です。見物はCGを使用せずに、本当にある秘境の砂漠をロケーションの舞台とした実写シーンの雄大さが、映画館の大スクリーンならではの迫力を生んでいるのです!
ある作戦行動中に広大な砂漠で謎の消息を絶った偵察小隊。その捜索を命じられたアルテミス大尉(ミラ・ジョヴォヴィッチ)率いる陸軍特殊小隊は、突如発生した超巨大な砂嵐に巻き込まれる。その砂嵐が去った後、小隊の兵士たちが見たものは全く未知の異次元の世界だった!そこに行方を絶った偵察小隊の無惨な姿となって全滅した状態を見つけ、唖然とする特殊小隊の兵士たちに巨大モンスターが襲いかかった。必死に応戦する特殊小隊の兵士たちだったが、最新鋭の兵器もまったく通用しないモンスターに兵士たちは次々に倒されアルテミス一人だけが残った。絶対絶命の危機に陥ったアルテミスを救ったのは、この異世界の住人のハンター(トニー・ジャー)だった。彼はモンスターを狩るために戦うモンスターハンターだった。しかし、言葉のまったく通じないアルテミスとハンターは意思の疎通が出来ずにいがみ合いながらも共通の敵であるモンスターと戦ううちに次第に打ちとけはじめる。アルテミスは、この世界が異次元である事を理解し元の世界にもどることを模索しはじめる。が!元の世界にもどるためには、つぎつぎと襲いかかる巨大モンスターを倒してこの世界で生き残るしかない。アルテミスの究極のサバイバルがはじまる…。
CGなしの本物の広大な砂漠でのロケーション撮影を背景にして、CG技術を駆使する巨大モンスターとの合成を合体したこの作品は、映画館の大スクリーンならではの圧倒的迫力を満喫する内容となっている。もうストーリーは無視して、巨大なモンスターと人間との息詰まる戦いシーンのみを堪能する作品となっているのだ!そこに特化したこの作品は、それを理解したうえで見ることをお勧めしておきます!
ぼくのチケット代は、2100円出してもいい作品でした。
星印は、2つぐらいかなと思います。
“映画評論家ではない”衛藤賢史先生が「観客目線でこの映画をどう見たか?」をお話するコーナーです。
星:観客目線で「映画の質」を5点満点で評価
チケット代:観客目線で「エンターテインメント性、楽しめるか?」を評価(1,800円を基準に500円から3,000円)
【衛藤賢史プロフィール】
えとうけんし・1941年生まれ・杵築市出身
別府大学名誉教授
専門:芸術学(映像・演劇)映画史
好きな作家:司馬遼太郎/田中芳樹
趣味:読書/麻雀/スポーツ鑑賞/運動
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