【伝説の脳ストップ】を謳い文句とした、荒くれ男女を集めた傭兵組織の活躍を<ノンストップ>アクションで描く新章です。今回は、シルベスター・スタローンが脇となり、ジェイソン・ステイサムが主演を務めます。
自らを『消耗品』と名乗り、CIAから依頼される数々の難関ミッションを乗り越えた、最強の傭兵組織【エクスペンダブルズ】を率いるバーニー・ロス(シルベスター・スタローン)は、CIAからの新たな依頼にこたえるため、かつての相棒で最強の仲間であるリー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)を訪ねる。今回のミッションは、あるテロリスト組織が奪っていった『核兵器』を奪還すること!信頼するバーニーと再び組むことを決意したリーが【エクスペンダブルズ】のアジトに行くと、生き残った仲間に加えて、新たなメンバーも新戦力とした【新・エクスペンダブルズ】の最強な仲間がそろっていた。もしも失敗すれば第3次世界大戦が勃発しかねないという危険を持つミッションだった。しかし、最初の戦いで飛行機を操縦するバーニーが行方不明になる。CIAから派遣されたリーダーに不満を持つリーは【エクスペンダブルズ】の別働隊として動きはじめる。テロリストと核兵器を乗せた巨大タンカーが北へと航海する情報をつかんだ【エクスペンダブルズ】の傭兵たちをリーは追いかける。【エクスペンダブルズ】の誰かが裏切り者と知った、リーは巨大タンカーに囚われている仲間救うため巨大タンカーに乗り込むが・・・。
頭で動くよりも、危険を察知したら本能的に鍛えた力と技や射撃で対処する【エクスペンダブルズ】の活躍を描く、ノンストップアクションの爽快さを売り物にするこの作品は、見ているだけでスカッとする気分にさせるアクション映画なのだ。しかし、この作品は新章となり個人の活躍よりもドラマをスケールアップしたばかりに、筋立て荒唐無稽な内容となってしまったのだ。特に核兵器の爆発シーンなどはあまりの陳腐さにあきれてしまうのだ。
ぼくのチケット代は、2000円出してもいい作品でした。
星印は、2ッ半さしあげます。
“映画評論家ではない”衛藤賢史先生が「観客目線でこの映画をどう見たか?」をお話するコーナーです。
星:観客目線で「映画の質」を5点満点で評価
チケット代:観客目線で「エンターテインメント性、楽しめるか?」を評価(1,800円を基準に500円から3,000円)
【衛藤賢史プロフィール】
えとうけんし・1941年生まれ・杵築市出身
別府大学名誉教授
専門:芸術学(映像・演劇)映画史
好きな作家:司馬遼太郎/田中芳樹
趣味:読書/麻雀/スポーツ鑑賞/運動
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