ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』の作品を、クロスオーバーさせた『モンスターバース』シリーズの5作目。
怪獣と人類が共生する世界。巨大怪獣の出現を監視する、<未確認生物特務機関>【モナーク】が異常なシグナルを察知する。この世界は【ゴジラ】が支配する地上世界と、【コング】が支配する地底世界に分かれて、人類と共に共存していたが、【モナーク】が察知したシグナルは未知の謎の生物を示した。ローマのコロッセオで寝ていた【ゴジラ】が、察知したのか地上で暴れだす。女性生物学者と、【コング】の心を理解できる少女を信頼している【コング】も地底世界で未知の生物を察知する。仇敵同士の【ゴジラ】と【コング】は共闘するかのように地上と地底で暴れだす事態に【モナーク】の学者と少女を乗せた監視船が地底世界を探査する。その先には人類にとってさらなる未知の脅威が待ち受けており、怪獣たちとの歴史と起源、さらには人類の存在そのものの謎に迫る、驚愕の出来事が待っていたのだ!
なぜ【ゴジラ】と【コング】が共闘するのか、未知の出来事とは何か?【モスラ】の役割は何か?様々な出来事を綯い交ぜにしながら、脈絡無く綴るこの作品を見ながら頭の中がパンクしそうになる内容となっているのです。『キングコング:髑髏島の巨神』の傑作と言える作品の面影がどこへ行ってしまったのでしょうかと首をかしげる内容となっているのです。サービス過剰な作品でした。
ぼくのチケット代は、2000円出してもいい作品でした。
星印は、2ッ半さしあげます。
“映画評論家ではない”衛藤賢史先生が「観客目線でこの映画をどう見たか?」をお話するコーナーです。
星:観客目線で「映画の質」を5点満点で評価
チケット代:観客目線で「エンターテインメント性、楽しめるか?」を評価(1,800円を基準に500円から3,000円)
【衛藤賢史プロフィール】
えとうけんし・1941年生まれ・杵築市出身
別府大学名誉教授
専門:芸術学(映像・演劇)映画史
好きな作家:司馬遼太郎/田中芳樹
趣味:読書/麻雀/スポーツ鑑賞/運動
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