OBS大分放送

ビートルジュース ビートルジュース

記事 >  OBSラジオ > 情熱ライブ!Voice > 衛藤賢史のシネマ教室 > ビートルジュース ビートルジュース

   2024/10/01

衛藤賢史のシネマ教室

『シザーハンズ』(90)や『チャーリーとチョコレート工場』(05)などの、ポップな作品で人気のあるティム・バートン監督が、自身の出世作となった『ビートルジュース』(88)の35年後を描くホラーコメディです。

死後の世界で<人間怖がらせ屋>を営む推定年齢600歳のビートルジュース(マイケル・キートン)は、かつて結婚を迫るもかなわなかった人間のリディア(ウィノナ・ライダー)を忘れられずにいた。リディアは自身の霊能力を生かしてテレビ番組の司会者として活躍しているが、ハイティーンの娘であるアストリッド(ジェナ・オルテガ)の反抗期の態度に心を悩ませていた。アストリッドは幽霊の存在など頭から信じておらず、リディアの霊能力を胡散臭いインチキな仕事と思っていたのだ。その頃、霊界では死後の世界の倉庫に封印されていたビートルジュースの元妻ドロデス(モニカ・ベルッチ)が復活し、自身を封印したビートルジュースに復讐を企てる。一方人間世界では、友達のいないアストリッドに謎の少年が近づき死後の世界に誘う。愛するアストリッドを助けるため、リディアはビートルジュースの名前を3回呼びかけ、人間世界に姿を現したビートルジュースに助けを求める。愛する人間のリディアから助けを求められたビートルジュースは張り切るが、両世界の交流を警戒する霊界の警察署長のウルフ(ウィレム・デフォー)や、すべての人間や幽霊の生気を糧とする無慈悲なドロレスが加わり、人間世界も霊界世界をも巻き込む大騒動となる。果たして、ビートルジュースはアストリッドを助けることができるのか?ハロウィンの夜に訪れる結末とは・・・?

“良い幽霊”と“悪い幽霊”のコミカルな対決という奇抜なアイデアでヒットしたホラーコメディ『ビートルジュース』(88)の何と36年ぶりの続編です!!66歳になってもポップな作品を作り続けるティム・バートンの遊び心のあふれる作品となっているのです。最初から最後までかまびすしい流れに終始するハチャメチャな内容なのですが、いかにもティム・バートンの作品らしい愛すべきホラーコメディとなっているのです。

ぼくのチケット代は、2200円出してもいい作品でした。

星印は、3ッ半さしあげます。

5点満点中3.5点 2200円

©2024  Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.