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2025/06/03
前作『ミッション:インポッシブル デッドレコニング』の2部作として製作された作品ですが、前作を見ていない人も楽しめるように作られているのです!!
イーサン・ハント(トム・クルーズ)は、率いるIMFチームのベンジー・ダン(サイモン・ペッグ)や凄腕の女性・ハリー(ポム・クレメンティエフ)等らと、全人類を脅かす恐るべきAIの新兵器が、悪の手に渡る前に手に入れるというミッションに挑んでいる。イーサンの過去につながる闇の勢力がIMFに迫る中、イーサンは北極海に沈没している潜水艦『セヴァストポリ』内部に重要なキーを感じて、IMFチームと北極の基地に赴く。チームの助けを借り、イーサンは沈没している『セヴァストポリ』に入るための厳しい訓練をして単独で『セヴァストポリ』に入る。≪このシーンが映画の最大の見せ場となる≫
北極海の凍える海の中『セヴァストポリ』に入り首尾よくミッションを成功するも仮死状態のイーサンをエスキモーの女性・タピーサの寒い国に住む知恵と知識が救う。刻一刻時間が迫る中、イーサンはこの事件を解決するために逃げる犯人が操縦する小型プロペラ機にしがみつき対抗するが・・・。≪このシーンが第2の見せ場となる≫
ストーリーを追うよりも、スタントマンを使わずに危険なスタントに挑戦するトム・クルーズの映画として、絶大な人気を誇る『ミッション:インポッシブル』シリーズ最後として発表されたこの作品は、最後を飾るにふさわしいスタント・アクション満載な内容となっていたのです!!製作&主演として、トム・クルーズが1996年に発表した『ミッション:インポッシブル』から、30年に渡る8作目のこのシリーズの元ネタは、1996年にTVで放映の『スパイ大作戦』(邦題)で、トム・クルーズが大好きなTVドラマを映画化した作品です。映画技術の進化を目につけたトム・クルーズが製作に参加し大画面での映画で、もう古いと言われたこのTVシリーズを映画化した作品なのです。トム・クルーズの、映画ファンの楽しい映画への渇望を察知した慧眼が、この大ヒットした作品を生んだのです!!その意味でもトム・クルーズのモニュメントな作品となっているのです。
ぼくのチケット代は、2300円出してもいい作品でした。
星印は、4ッさしあげます。
“映画評論家ではない”衛藤賢史先生が「観客目線でこの映画をどう見たか?」をお話するコーナーです。
星:観客目線で「映画の質」を5点満点で評価
チケット代:観客目線で「エンターテインメント性、楽しめるか?」を評価(1,800円を基準に500円から3,000円)
【衛藤賢史プロフィール】
えとうけんし・1941年生まれ・杵築市出身
別府大学名誉教授
専門:芸術学(映像・演劇)映画史
好きな作家:司馬遼太郎/田中芳樹
趣味:読書/麻雀/スポーツ鑑賞/運動
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