全盲のFBI捜査官と孤高の刑事がバディを組み、数々の難事件に挑む姿を描いていくテレビドラマ『ラストマン 全盲の捜査官』の続編を映画化した作品です。
過去のある事件で視力を失いながらも、どんな事件も必ず最後には解決に導く事から【ラストマン】と呼ばれ、活躍してきたFBI特別捜査官・皆実広見(福山雅治)。交換研修のため警視庁にやって来た広見のアテンド役を任されたのは、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事・護道心太朗(大泉洋)だった。数々の難事件を解決して無敵のバディとなった2人は、やがて自分たちが実の兄弟である事を知り、より深い絆に結ばれるが広見は研修を終えアメリカに戻った。
2年後。再び日本に姿を見せた広見は、心太朗を呼び出し密かに北海道に向かう。それは秘匿性の高い亡命に関する事案のためだった。心太朗が北海道で広見から会わされたのは、ロシアから逃げ出しアメリカに亡命を希望する親子の女性で、広見のアメリカ大学生時代の初恋の女性、ナギサ・イワノワ(宮沢りえ)という学者だったのだ。天才的学者のナギサが開発した、世界を揺るがす研究成果を追う謎の組織に追われている彼女を守るため、再びタッグを組んだ広見と心太朗は、FBI、CIA、北海道警察の合同チームと共に事件に挑むが、広見の天才的知能のカンは、このチームの中にスパイが存在すると考えて、信頼するバディの心太朗を選んでいたのだ。再び二人三脚を組んだコンビは、雪の北海道でナギサ親子を守るため、外の敵と内部の敵を探りながら、もうひとつのナギサ親子の秘密を探るが・・・。
全盲ながら接近戦闘に強い広見の体技と天才的な頭脳に、心太朗の手段を選ばない捜査の凄腕がダブルになり事件を解決していくこの作品は、映画版を意識して雄大な北海道の風景を背景にして描いていく!!ただしストーリー構成は荒っぽいので、テレビドラマを見ていない観客に、二人のキャラクター設定の意味が分かりづらいのが欠点となっているのだ。頭脳戦のはずなのに、アクションシーンに重きを置く内容に飽きてしまうのだ!
ぼくのチケット代は、2100円出してもいい作品でした。
星印は、2ッさしあげます。
“映画評論家ではない”衛藤賢史先生が「観客目線でこの映画をどう見たか?」をお話するコーナーです。
星:観客目線で「映画の質」を5点満点で評価
チケット代:観客目線で「エンターテインメント性、楽しめるか?」を評価(1,800円を基準に500円から3,000円)
【衛藤賢史プロフィール】
えとうけんし・1941年生まれ・杵築市出身
別府大学名誉教授
専門:芸術学(映像・演劇)映画史
好きな作家:司馬遼太郎/田中芳樹
趣味:読書/麻雀/スポーツ鑑賞/運動
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