『Xメン』のヒュー・ジャックマンが主役を務め、大好きな飼い主を殺された羊たちが、その犯人を見つけ出そうと奮闘する姿を描いた異色のミステリー作品です。
イギリスののどかな田舎町。羊飼いのジョージ(ヒュー・ジャックマン)は、愛する羊たちに囲まれながら一人暮らしをしている。ジャックは、愛する羊たちの全員に名前をつけ、その羊たちの全員を覚えていた。ジョージは毎晩羊たちに探偵小説を読み聞かせているが、実は羊たちはジョージが話す物語を理解しており、その時間を楽しみにしていたのだ。そんなある日、ジャックが寝泊まりしていた車の外で死体となって発見される。羊たちは、これが事故だと信じようとせず、最も賢いリーダーのリリーを先頭に調査に乗り出す。小さな町なので、たったひとりの警察官(ニコラス・ブラウン)は事故だと言うが、貧しいと思われたジャックには巨額の遺産があったと判明する。その遺産をめぐる犯人として、離れて暮らす場所から来た娘(モリー・ゴードン)が殺人犯として警察官に逮捕される。羊のリリーたちは、娘からやさしく匂うジャックと同じ羊たちを愛する香りに犯人ではないと思う。収監された娘を助けるために走り回るリリーたちの羊たちの活躍。そして匂いと残された痕跡から見つけた犯人とは・・・。
羊たちが、愛した主人のジャックを殺した犯人を捜す異色の可愛いこのミステリー作品は、羊たちの習性をさまざまに描きながら犯人を捜す楽しい内容となっているのです。擬人化された羊たちのキャラクター設定も楽しく、リリーたちのもふもふの個性的な羊たちの性格描写と、人間ではできない羊独特の捜査を楽しむ作品となっているのです。
ぼくのチケット代は、2200円出してもいい作品でした。
星印は、3ッ半差し上げます。
“映画評論家ではない”衛藤賢史先生が「観客目線でこの映画をどう見たか?」をお話するコーナーです。
星:観客目線で「映画の質」を5点満点で評価
チケット代:観客目線で「エンターテインメント性、楽しめるか?」を評価(1,800円を基準に500円から3,000円)
【衛藤賢史プロフィール】
えとうけんし・1941年生まれ・杵築市出身
別府大学名誉教授
専門:芸術学(映像・演劇)映画史
好きな作家:司馬遼太郎/田中芳樹
趣味:読書/麻雀/スポーツ鑑賞/運動
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