今日のゲストは、株式会社高山活版社 代表取締役の高山 英一郎さんでした。

「株式会社高山活版社」は明治43年の創業以来、次々と生まれてくる新しい技術を取り入れながら、ニーズに合わせた文字やデザインで、印刷物を提供していらっしゃいます。

普段は主に２つの分野の事業に取り組んでいらっしゃいます。ひとつは、“事務用印刷”とよばれる伝票や封筒、名刺、そしてもうひとつが“婚礼印刷”をよばれるホテルの結婚式場にある席次表や席札などです。こうしてみると、私たちの身の回りにも多くの印刷物がありますよね。求められたデザインを創り出すために、一つの作品をフルオーダーすることもあるそうです。
ところで、みなさんは昔と現在の印刷方法が違うことをご存知でしょうか？現在の主流は“オフセット印刷”。この前は“活版印刷”でした。“活版印刷”とは、想像してわかりやすいものが印鑑です。飛び出したはん（凸版）にインキをつけて紙に押し付けてインキを転写するもの。これですべて新聞や本なども印刷していました。一文字ずつ拾って印刷…たいへんな作業ですよね。この活版印刷の技術が世界や日本でも今、見直されてきており、注目されています。お客様が社名を見て“活版”ができるのだったら注文したい！と注文もあるようです。

 

スタジオにもいくつか持ってきていただきました！
文字が組み合わされて、一つの言葉になっています。

 

文字だけでなく、イラストもこのように！

 

そして、「株式会社高山活版社」では、“TAKAYAMA LETTERPRESS（レタープレス）”といった“活版印刷”と現在の“オフセット印刷”の技術を融合させた新ブランドをつくりました。これを今後、出来上がった印刷物に入れていくということです。レタープレスとは活版印刷の英訳で、今後も活版印刷を残していきたい想いが込められています。

 

《お問い合わせ先》
株式会社高山活版社
片島尻込301-1
電話：097-568-8227