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2011/12/12
今日のゲストは、株式会社ターボブレード 代表取締役 林正基さんでした。
平成11年大分市に創業のターボブレードは、流体機械全般の開発・設計と産業機械全般の熱流体解析を行っています。
ターボブレードは現在、海洋研究開発機構から「深海底ドリリング計画」によりマントルまで到達する為の「ターボドリルの開発」を請け負っています。
マントルまで到達するとどんな意味があるのか・・・
・大地震の原因となるプレート付近を 探査でき、防災予測につながる。
・海底地層を全て採取することで、これまでの 地球の環境などの歴史が判明する。
・マントル内に微生物が存在する可能性があり、それを発見できれば生命の起源を推測出来る。
・日本にとっては重要となる、海底資源についての 各種探査と採取を行うことが出来る。
このマントルに到達する為の非常に重要な機械となる「ターボドリル」の開発を請け負っているということで、
来年あたりには、東南海・南海地震が懸念される紀伊半島沖の海底をタービンドリルで掘削開始の予定だそうです。
また、その他、農業用水路を使った水力タービンによる小水力発電にも取り組んでいて、
すでに竹田市では稼働中です。
さらに、温泉水の蒸気を利用しタービンを回す「湯けむり発電」にも取り組んでいて
来年3月に別府市で発電実験を行うそうです。
地熱発電よりも少し温度の低い温泉熱でも回るタービンを開発したということで、
この計画がうまくいくと、将来別府市が温泉熱発電の一大拠点になるかもしれません。
東日本大震災以降、自然エネルギーへの関心がますます高まっています。
このように、人と自然に優しいエネルギーが身近なものになることを願ってやみません。
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