今日のゲストは、有限会社　古澤技研　代表取締役　古澤誠司さんでした。

古澤技研は、半導体及び液晶製造装置の部品や自動車部品検査装置の金属部分を精密加工している会社です。
今年、『金属精密加工技術を利用した一般消費者向け商品の製造・販売』という計画で、県の経営革新の承認を得ました。
きっかけは2008年のﾘｰﾏﾝｼｮｸ以来、2009年にかけて売り上げがかなり落ち込んだ時、
それまでの技術で一般消費者向けに何かアイデアがないか模索し、
ﾍﾟｯﾄ用の骨壷を手始めに、鉛筆彫刻家山崎利行さんの作品をいれるｹｰｽ、
ｽﾏｰﾄﾌｫｰﾝ用のｱﾙﾐｹｰｽを、製作してきたそうです。

今回は、中でも「IPhone」用のアルミ合金製ケースのお話を中心にうかがいました。
ｱｯﾌﾟﾙ社は、図面をHP上で公開しており、設計、製作が非常にうまくいき、
また、販売台数がけたはずれに多いことにも気づき、今は、iPhoneに絞って製作しているそうです。

 
商品は、ｱﾙﾐの合金材料から、すべて削りだしてつくっており、　箱型の筐体に　iPhoneを格納し、
その上からﾊﾟﾈﾙをﾈｼﾞ止めする構造になっています。
この方法は、格納部分の内側が狭ければは入らない、大きければがたつくなどの非常に加工精度を要求されるやり方で、
まだ、他社ではしておらず、加工精度に自信がなければ出来ない仕組みになっています。
商品の特徴ですが、4隅にｽﾄﾗｯﾌﾟ用の穴を設けている、
ｶﾗｰは11色あり、日本の文様をﾃﾞｻﾞｲﾝしている、
お客様のお気に入りの写真も転写できるといった点があります。

完全な、受注生産の為、一ヶ月ほど納期にはかかります。
古澤技研のHPで写真などもご覧いただけますので、
気になるかたはHPをのぞいてみてください。